葛藤から生まれる成長
なぜ葛藤するのか
人は自分の中に相反するものがあると、葛藤する。
食べたいけど痩せたい
寝たいけどゲームをしたい
◯◯したいけど◯◯が怖いなど。
自分の中にある、対極するものを感じ、それらの落とし所をどこに持っていくかを考えるから葛藤は生じる。
葛藤の大きさは、自分の中の相反するそれぞれの想いが大きければ大きいほど、自分にとって大切であればあるほど、その葛藤の大きさも増していく。
葛藤の大きさの裏には、自分の大切が詰まっている。
だからこそ、悩み苦しむのだけれど。
その大きさに耐えきれず、誰かの答え、誰かの正解を求めたくなったり、安易な何かに逃げて、考えないようにしたりする。
時にはそれらも大切、だけど自分以外の何かに頼ってばかりだと、自分の選択する人生を送れない。心も成熟していかない。
著書『街場の教育論』の中で内田樹さんは、このように述べている。
「成熟は葛藤を通して果たされる」
まさに!
私たちは、葛藤を通して、人間的に成長・成熟していくことができる。
でも、葛藤を乗り越えるには、自分の心の器だったり、心の強さだったりが試される。
葛藤を受けいれる
葛藤を受け入れるには、まず自分の相反する感情を感じることが大切だと思う。
自分に都合のいい感情だけを見よう!と、選択しよう!としがちなのだけれど。
だけど、確実に、相反する感情は自分の中に存在するんですよね。
葛藤を恐れ、蓋をすればするほど、その感情たちの行き場がなくなり、彷徨ってしまう。
だから自分の中の対極するものがあると認識し、認めてあげる。それが初めの一歩かなと思う。
そして、徐々にそれらが自分の中で統合されていくと、少し成長した自分から見た、選択肢・考えが出てくる。
葛藤したっていい。葛藤は宝。
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