見出し画像

初めて高尾山に登ったら、南高尾山稜(セブンサミッツルート)に入ってしまい泣きかけた話

以下のコースとほぼ同じルートを歩きました

東高尾山稜コース(四辻〜草戸山〜三沢峠)

南高尾山稜コース(三沢峠〜大垂水峠)


以下、レビュー


5月末日、この日の朝、急に山に登りたいと思い、ずっと行きたかった高尾山に行ってきた。

すると、変なルートから入ってしまい苦労したので、noteに書き残します。

・前提として、初心者は京王線の高尾山口駅にある、ケーブルカーに乗りましょう

注意事項として、最初から結論を書きますが、初めて高尾山登る方はちゃんと登山ルートを調べましょう。
京王線高尾山口駅からスタートし、ケーブルカーを利用するにしても下から登るにしても何処が入り口なのかを調べてからいきましょう。

私の場合、高尾山は有名だし、どこから入っても良いやと言う楽観視した結果、JR高尾駅から歩き、全然違う山に入ってしまい、思いがけず約7時間の登山になってしまったので、初心者の方は京王線の高尾山口駅から近い清滝駅のケーブルカーに乗って行ってください。

一回だけじゃ見逃される可能性があるので、もう一度書きます。

清滝駅のケーブルカーに乗ってください。

もう一回言います

高 尾 山 口 駅 近 く に あ る 清 滝 駅 の ケ ー ブ ル カ ー に
乗 っ て く だ  さ い 。

見出し+スペースまで使ったので、絶対に高尾山口駅に近い清滝駅のケーブルカーに乗って行ってください。わからなかったら人の流れに乗ってみたり、Googleマップを開きましょう。




初めてだけど行ってみようかな〜〜〜wwwって思って遭難された方が現れても、私は知らん!!と言います。ご了承ください。

・楽天アンリミテッドを使用してる方は電波が入りにくいので注意

おそらくこれは、楽天だからと言う理由なんでしょうけど、山なので電波のつながりが悪いです。
基本的に圏外か、弱い電波が入ってくる程度です。ここはどこのルートなのだろうということもできないことはないけど、前もって準備して予習していった方が身のためです

サブスク聴きながら登山しようと思ってもできません。
代替の回線を持つか、オフラインでも聞けるような環境にしてから山に登りましょう。


入った場所と高尾山口駅に下山するルート

高尾山への道は、様々な登山ルートがあり、初心者は向けから上級者まで様々なルートがあります。

今回私が歩いた道は、パンフレットに乗っている場所ではなく、勾配のある住宅街を抜けて入る「かたらいの路 高尾・大戸コース」から入る場所で、JR高尾駅方面にあります。
いわゆるトレッキングに向いてるコースの場所らしいです

このルートは、道も険しく、アップダウンもたくさんあり、舗装もされていない道を歩きます。
しかも、このときは前日に雨も降っており所々ぬかるみがありました。

この奥に入り口があります。


入り口

ここを道なりに歩くと至る所に看板が現れ、草戸峠と書かれた案内の通りに歩きます。

草戸峠


右側が草戸峠の看板

そして、広いところにでると、下記のような看板が現れます。
もし入ってしまった方は、ここで高尾山口駅に下山しましょう。

このまま三沢峠や峰の薬師ルートに行かないようにしましょう。

目印の看板
ここから高尾山口駅に降りられるので
ちゃんとここで下山しましょう


京王線 高尾山口駅側にある看板
南高尾山稜への入口
高尾山口駅から南高尾山稜へ向かう目印。
高尾山口駅にある看板
ちゃんとしたところを登れば長いところで片道1時間半で登れる山



・踏破したルート(覚えている限り)

かたらいの路 高尾・大戸コース〜四辻〜草戸峠〜草戸山〜梅の木平〜三沢峠(関東ふれあいの路)〜大洞山〜大垂水峠〜城山〜一丁平〜高尾山山頂〜薬王院〜清滝駅行きケーブルカー〜下山

途中から写真も撮る気力が少なくなり、残っていた記憶と記録に残ってるのは上記の通りです。

途中で通った休憩所(コミュニティプラザ等々)もいくつかあるのですが、写真がないため割愛とさせていただきます。


・スポットと時間の目安

8:07   JR高尾駅 到着

8:38   登山開始

9:04   高尾山口駅にて休憩

9:50   再登山

10:57 草戸山 到着

11:28 南高尾 風景林 到着

11:55 龍の木彫り 到着

12:16 見晴らし台 到着

13時頃 大洞山 到着

13:22 湖のみち 到着

14:18 小仏城山 到着&休憩

15:00 小仏城山 出発

15:06  一丁平 到着

15:49 高尾山山頂 到着

16:00 薬王院 到着

16:37 高尾山からケーブルカーにて清滝駅へ下山

以上が、写真のデータに残っていた時間から計測した時間です。

休憩時間併せて8時間の登山となりました。

一番きつかったのは、最後の湖のみちから小仏城山へ向かう山道。
あとちょっとで到着すると言う心の隙を打ち砕くようなルートで、体感ほぼ崖と言って良いくらい急斜面の山道をひたすら歩き、
ようやく抜けて平坦な道を抜けた先にもまた崖みたいな山道と言う二段階構え

ここは本当に腰と足と心が折れました。


歩いた道のり

ここからは、スマホにある写真の時間を頼りに、道のりをまとめます。
途中から写真を撮る元気がなくなり、この記事も後半から写真が少なく、文章も乱雑になります。
それでも宜しければ、お付き合いお願いします。

8時7分

最初に降りたのはJR高尾駅

本当なら、京王線の高尾山口駅から行くのですが、「高尾駅から行けるのでは?」と思い、散策ついでに登山口を探すことに。

この時点でだいぶ失敗してます。

8時38分

歩いていたら、「かたらいの路高尾・大戸コース」の看板を見つけそこから入ることに

入った瞬間から険しい道のりであったが、裏道から入ってるようなものだから「そんなもんか〜」と思いながら、進んで行った。



多分きのこ
鬱蒼とした森

樹々か生い茂り、鬱蒼としており、アップダウンが激しい道がありつつも足はどんどん前に進み続ける。
今更後ろには戻れないと言う決意がそうさせる。

風景が綺麗なところにあるベンチで休憩を挟みながらも、ルンルン気分で登山をしていた。

街を一望

黒い蝶が前を通り過ぎ、まるで誘ってるように思えた。


黒い蝶

9時4分 運命の看板


分かれ道の看板

高尾山口駅に降りれる看板があり、何か嫌な予感がしたので一旦下山することに。

下山中、人とすれ違い、ここのルートで合ってるとなぜか確信。この嫌な予感は即撤回された。

高尾山口駅側からの入口看板

駅でパンフレットをもらい、さっきの道が6号ルートなんだと認識してしまい、もう一度同じ場所から入ってしまった。

そこが大失敗、長い登山の始まりであった。

6号路を歩いているつもりだった


一旦下山して食べたチョコモナカジャンボ

9時44分 再登山開始

また登山を開始し、山頂に繋がっている道と思い込みながら道のりを歩く。


どんどん歩く



まだまだ歩く


看板が出るたび写真を撮る元気はあった。

おそらく立てたばかりの綺麗な案内板

いつの間にか峠を越え、草戸山に到着。

狭山湖周辺の案内図があるが、高尾山の文字がなく、何処に行けば分からないので切り開いてる道をまた歩く。
この時点で手持ちのスポーツドリンクは切れているので、給水もできない。

(狭山湖・・・?)


(高尾山の記述なくない?)

10時20分 崖のロープと送電線

少し歩いたら、急勾配の崖があり、ロープを頼りに下ります。
ここで降りてる途中に足を滑らせないように気を付けてください。

私は滑らせて足元が泥まみれになりました。

正規ルート
横を見たら書いてた立ち入り禁止の看板
降りるためのロープ
その先にある送電線
階段
木漏れ日が綺麗

11時28分 地獄の始まり

南高尾風景林・三沢峠と言う場所に辿り着く。

ここから城山湖に行くか、小仏城山に行くか、高尾山口駅に戻るかの看板が設置されていました。


ここも今更戻っても仕方ないと思い、7km先の小仏城山に向かうことにしました。もちろんこの時も下調べなし。(圏外なので)

道のりはより一層険しくなり、急斜面が増え、道幅も狭くなる。

道中にあった梟の木彫り


龍の木彫り


心をへり折る石版

途中、見晴らし台があり、絶景を見て癒されました。


でっかいミミズと思ってビビっていたら縄だった


急斜面を上から見た写真


14時頃、大洞山に到着


ここで、あまり知りたくなった情報を知ることになる。

どうやらここは、高尾山に行くルートではなく、南高尾山をぐるっと周り、小仏城山に行き、高尾山に行くルートだったらしい。

つまり、ここからも険しい路を通ることが予想される。

本当のことを言えば、楽天の電波が入りづらい中、休憩スポットで峠の名前を調べていたため薄々わかっていたのだが、今知ると心にダメージを負ってしまうと思ったので、あえて見て見ぬ振りをしていた。

ただ、ネットの情報を見ると、ここからは下るルートらしく、道に出てしまえば、あとは簡単と言う情報も書いてあった。

実際、ここのルートは、ほぼ下りかメインで、最後にちょろっと登る程度だった。

ここを登れば歩道橋に出る
一部壊れているため注意

だったのだが──

13時20分 湖のみち


無事に抜けると歩道橋が顔をだした。
しかし、周りを見ると車道で、駅らしきものは見当たらない。

どうやら、また登山をしなくてはならないらしい。

歩道橋近くにある県境

上記の通り、また登山をすることになるのだが、なんと、小仏城山か高尾山に行くルートの2つに分かれていました。

飲み物もなく、早いところ頂上に行って飲み物を補給したい気持ちと、いま城山に行かなかったら一生行くことはないだろうなと言う気持ちが混じり合う。

そして、選んだのは、最初から腹を括っていた小仏城山ルートを選んだ。

入ったら、川や水が多く、とてつもなく清涼感があるルートでいいなぁと思っていたのだが、そう思っていたのも束の間。

ミネラルウォーターのCMとかのロケ地にありそうな綺麗な小川

ここのルートを歩いた人ならわかると思いますが、すぐに急斜面の歩道、否、崖が出てきて、足がパンパンになり、一生登り続けるのではないか?と言う不安に襲われます。

まさにそりたつ崖、気持ちは東京フレンドパークのネヴァーワイプアウトや、駄菓子屋にある10円を弾くゲームを下から登るような感覚になった。
それくらい右往左往していた。(写真無し)

そこを抜けると、また急勾配で険しい道が現れ、そこを抜けて平坦な道を抜けるとまた長く、急勾配の崖が現れる。

どうやらここのルートは、基本下り道に使うらしく、登っている人は皆無でした。

心が折れそうになりながらも、今更戻る術もわからないので、とにかく歩いていくしかなく、暗中模索のなか足を進ませるしかなかった。(写真無し)

14時頃、小仏城山に到着

長く、ながーーーい山道を抜け、ようやく小仏城山に到着。

ここまで約6時間。
序盤でもう水分も食料もない中でよく歩いたと思います。

たまたまその日が涼しかったので飲み物が切れてもでもなんとか耐えられましたが、猛暑の日に登っていたらと思うとぞっとします。

山頂には売店があり、そこで午後の紅茶と味噌田楽を食べてなんとか気力を復活させました。

これまでの登山で消費したカロリーを帳消しにする午後ティー
スタンプ

ここで初めて知ったのですが、この小仏城山は、高尾山より高い位置にある山で、この先にある陣馬山に行くルートでもあるのです。

当然、私はそんな気力はないので、せっせと下山します。
もうクタクタです。

15時頃 いざ高尾山へ

1時間ほど城山で休憩し、高尾山へ急ぐ。
城山〜高尾山までの道のりは木の階段整備されており、ベンチもあり、これがちゃんしたところなんだと感心しました。

山々

15時50分 高尾山到着

8時半に入山して、高尾山到着は15:50。
約7時間の登山となりました。

ほとんどのお店が閉店時間だったり、ラストオーダー時刻を過ぎているため、何を楽しむでもなく下山。
ケーブルカーへ向かうことにした。

到着

16時 薬王院でのお参り

下山途中、ちょうど薬王院の境内に入った。
無事に登山ができたことへの感謝と、ちょうど好きなコンテンツのライブがあったので成功を祈って参拝

二礼二拍手一礼
天狗


天狗
たこ杉


北島三郎の歌碑

16時37分 下山

薬王院をあとにし、ケーブルカーに乗り下山。
かかった時間はなんと8時間の長時間登山。

登山自体はすごく久々だったのと、天気自体は晴天で、風も涼しかったので、結論とても楽しい登山となりました。

暑さが落ち着いたら今度は通常のルートでリベンジ登山をしたいです。

スマホの充電が怖いのと楽天モバイルのため電波が入らない場所も多く、
どうしても使いたいとき以外はOFFにしてました。

温泉


高尾山口駅の中にある温泉施設
京王高尾山口温泉 極楽湯
八王子ラーメン
参拝の時にお願いしたライブフェスも楽しかった


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?