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nizimaクリエイター紹介# きりぎりさん

こんにちは、Live2D noteです。
今回はLive2D公式マーケット「nizima」で2か月に一度定期開催している「にじコン」からにじコン30最優秀賞受賞クリエイターをご紹介します。

ご紹介するクリエイターの方をお手本にしながら、ぜひみなさんもにじコン応募にチャレンジしてみてください。

▼にじコン30~テーマ「なんでもOK!」~の受賞作品一覧▼

今回ご紹介するのは きりぎり さんです。

プロフィール

お名前:きりぎり

ご職業:Live2Dモデラー、イラストレーター

得意なジャンル:亜人、妖怪、青年、女性

制作環境:Live2D Cubism Editor、CLIP STUDIO PAINT

連絡先:arakawasibu0507@gmail.com

nizima:https://nizima.com/Profile/417261

X(旧Twitter):@kirigiri0507

―「にじコン30」最優秀賞受賞おめでとうございます!
まずは簡単に自己紹介と今回の受賞に対するご感想をお願いします。

はじめまして、イラストレーター兼Live2Dモデラーきりぎりと申します。
昨年11月よりLive2Dモデル制作を開始し、今年3月より販売を始めました。
現在は受付停止しておりますが、オーダーメイド制作も承っております。

今回受賞した作品は初めて制作したLive2Dモデルでした。
まさか最優秀賞をいただけるとは思っていなかったので、とても光栄です!
元々はイラストレーターとして絵を描いていたのですが、表現の幅を広げるためにLive2D制作を始め、見事沼にはまってしまいました。

好きなものを好きなだけ詰め込んだモデルを作れてとても楽しかったです!

にじコン30最優秀賞受賞作品
【限定1点】社畜キョンシー 2wayモデル【VTS対応】

―今回、にじコンに応募していただいたきっかけは何でしたか?

Live2Dモデルを作ってみたいと思っていたところににじコンを見つけ、テーマが自由だったのと、自分がどこまでやれるか挑戦してみようと思い応募しました。

―今回はテーマが自分で決められる自由度の高いにじコンでしたが、受賞作品はどのように作品のコンセプトを決定されましたか?

最初は青肌のゾンビのようなコンセプトだったのですが、どうせ作るなら出来そうなことを片っ端からやってみようと考え、変身、アニメーション、肌や目の変化、動くマスコットなどをつけ、それらを違和感なくまとめる為に最終的には社畜兼キョンシーというコンセプトになりました。

―ご自身で決められたテーマの世界観を表現するために工夫したことや、意識した点などありますか?

このモデルは「切り替え」という点を意識して作成しました。

外では勤勉な人間、しかしタイムカードを切って家に帰れば、たちまち怠惰なキョンシーになる。
このような内と外との切り替えを、いかにインパクトと説得力を持たせて表現するかというのをとても考えて制作いたしました。

―受賞した作品は芸の細かさが大変高評価でした。モデルを制作される中で特に難しいと感じた部分はありましたか?それをどのように乗り越えたかもお伺いしたいです。

一番難しかったのは、どうすればコップに水を注ぐような変身の表現を出来るかという所でした。

欲望をコップの水に例えて、段々と足元からたまっていき最後にあふれて変身するという表現をしたかったので、数日考え込みました。
その結果、通常の肌の上に青肌を重ね、さらにその上に水の物理演算をつけた体を覆うパーツをつけ、青肌にクリッピングしアニメーションで下から上に移動させ、それに沿って他のパーツも変化させていくという解決策により、今回のモデルの変身の表現が完成しました。

―それぞれのモーションやモデルの表情はどのような背景で考案しましたか?

まず考えたのは、どうして変身するのかそして、マスコットは何のためにそこにいるのかということです。
理由もなく変身し、ファッションの一環としてマスコットがただ浮いてるというのもいいのですが、それでは説得力が薄く勿体なく感じました。

そこで考えたのが、「マスコットを使って変身する」というものです。
変身理由とマスコットの存在意義を結び付ければ作品内の要素がかみ合い、設定もまとまりやすくなります。
これにより、マスコットがタイムカードを持ってきて、それを切ることによってキョンシーへと変身するというキャラクターの設定とモーションが生まれました。

また、人間とキョンシーの表情が同じなわけはないと考えたので、それぞれ「人間だったら」こんな感じで驚く、「キョンシーだったら」こんな感じで笑うなど、人間は優しくキョンシーは狂暴に見えるように工夫しています。

―キョンシー、マスコットそれぞれのキャラクターデザインを含め魅力的なデザインを制作されるにあたり、意識されたこと、参考や影響を受けた作家/作品などはありますか?

キャラクターデザインでは服は会社員のスーツなどの上から中華を思わせる模様の服を羽織っているようなイメージで、マスコットは春節の赤提灯をイメージしてデザインしました。

一番意識したことは、青い肌でも通常肌でもどちらでも似合うような色やデザインにしたところです。

ー今後Live2D社に期待する機能や、サービスなどはありますか?

クリッピングにレイヤーのような親や子の仕組みが欲しいです。

―今後挑戦したいことや目標を教えてください。

今回はLive2Dの基本を勉強したいこともあり人間のモデルを制作しましたが、人間以外のモデルも好きなので今後制作してみたいですし、
背景ごと動いたり変身するなど、Live2Dモデルと背景が連動するような作品も作ってみたいです。

まだまだ、やってみたいことが沢山あるので、それが実際に表現できるほど力を身に着け、出来そうな表現を片っ端から試し、出来ることの幅をどんどん広げていきたいです。

また、自分の中で満足がいくほどの最高の作品を作るのが目標です!

―最後に、これからにじコンに応募される方に応援メッセージや、最優秀賞を狙う秘訣(モデリング、キャラデザのレベルアップ方法など)の伝授をお願いします!

自分の好きなところをやり続けてそこを伸ばすというのが、個人的に楽しくレベルアップしていく方法だと思います。

周りを気にせず自分の好きなものを集めれば、良いものが出来上がるのは間違いないです!
最優秀賞を目指すのではなく、考えうる限り最高の作品の完成を目指しましょう結果は後からついてきます!

―きりぎりさん、ありがとうございました!

nizimaではLive2Dコンテスト「にじコン」定期開催中です。
みなさんもLive2D作品を投稿してみませんか?
沢山のご応募お待ちしております!

▼現在開催中のにじコンや過去のにじコンをチェック!▼

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株式会社Live2D


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