冷蔵庫腐らせ組からの脱出様に御礼申し上げます。
おかげさまにて、我が家の冷蔵庫の中で瀕死状態たった鶏ひき肉様は、豆腐ハンバーグとなり、天寿を全うして、私の体内に吸収され、昇華されました。
命をいただいている――。
普段当たり前のことだと思っているようで、実のところはあまり実感していないのではないだろうか……。
それを「冷蔵庫腐らせ組からの脱出」の勇者たちの活動によって、強く意識させられることとなりました。
皆さまのほうが脱冷腐組(ここだけの呼称)の活動をよくご存知でいらっしゃることでしょう。
私は、晩酌の写真投稿を始めるようになって、酒繋がりということでnoteアルコール部に入部し、部長のh.トミオカさんの活動内容から知ったという次第でした。
脱冷腐組の活動が盛んになったのは、今年の3月くらい?(ああ。そのころは、私自身が瀕死状態だったから仕方ないかな←余計な情報)
五人編成の冷蔵庫で食材をだめにさせないための救出部隊!
そして、その勇者たちは!!!!
キャベツブラック隊長:たからにゃさん
とろけるトマト隊員:h.トミオカさん
もやしプール隊員:キティさん
液体きゅうり隊員:れみふくさん
かびミカン隊員:りゅうさん
黒、赤、白、緑、橙のレンジャーなんですよね。
面白いコンセプトにそれだけで興味が尽きませんよね。
ネーミングのセンスも光っていて、キャラデザインもかわいいです。
なぜこの役割になっているのか、それは、多分、こちらを見ていただくのが一番わかりやすいです。
ここから始まっているんですね。
そして、現在の活動!
「冷蔵庫腐らせ組りたーんずっ!!」https://note.mu/kitty1977/m/m0b1dc7b31324
共同運営マガジンの特性を生かした素晴らしいマガジンです。
投稿される記事は大変勉強になります。
是非是非ご購入して一緒に楽しみましょう。
普段、私は毎日通わずにいられない大好きなスーパーマーケットの半額品をゲットすることに日々の喜びを感じていて、特売品だけに賞味期限はギリギリなので、即日食べないといけないものが多く、そのため、冷蔵庫に保存する間もなく、いつもスッカラカンのがらんどうです。
なので、あまり食材を腐らせることには神経を使っていませんでした。入っていなければ当たり前ですね。
ですが、日曜日に買い物をした時、鶏ひき肉が半額で、でもその日はとても暑くて料理をする気になれず、お刺身を盛っただけの晩酌にし、鶏ひき肉は冷蔵庫の住人となりました。
そして翌日、鶏ひき肉を使ってあんかけの芋料理にしようと考えていましたが、同僚に拉致られて居酒屋にレッツゴー、鶏ひき肉はそのまま半冷凍室行きとなりました。
火曜日も水曜日も外食だったので、鶏ひき肉は賞味期限を過ぎたまま放置状態となりました。
木曜日、実は体調がいまひとつで、何も食べたくなく、酒もパスかなと思っていました。
帰宅後すぐ横になり、しばらく休んでいました。
貧血のせいで眩暈がして、なかなか力が出なかったのです。
食べないと血流が悪くなり、余計にだるさが加算されるという悪循環ループ突入とわかっていつつも、起き上がりたくありませんでした。
すると、「冷蔵庫腐らせ組りたーんずっ!!!」での投稿記事の中の言葉が浮かんできました。
ーーシメジがお亡くなりになりました。
は、……そうだ。
鶏ひき肉が……。
きっと今までの私ならば、そのままサヨーナラーと捨てていたことでしょう。
鶏ひき肉がパックに詰められている状態ではあまり命を感じることもなく、ダメになったら捨てればいいという安易な考えしかなかったのでした。
しかし、
命をいただくーー。
その意味を真に理解していたのか、食べずに捨てることに罪悪感を持っていたか、考え直す機会となりました。
ふらりと起き上がり、冷蔵庫から鶏ひき肉を取り出しました。
豆腐を水切りし、玉ねぎをみじん切りにして電子レンジでクタッとさせて冷まして、その間、あぶらがれいを煮付けました。
豆腐と玉ねぎと鶏ひき肉を混ぜ、卵白と片栗粉を入れて一つ分の大きさをラップに包み、形を整え、あぶらがれいのタレを別の鍋に移し、舞茸とネギを入れて醤油を加えてタレを作りました。
鶏ひき肉は、豆腐ハンバーグに変身。
ごま油をフライパンに入れると、香ばしい香りに食欲が湧いてきました。
ショウガを入れて炒め、じっくり焼き上げ、並行して作っていたあぶらがれいは火加減失敗で煮崩れましたが、何とか食卓に並べられました。
それらを食べてみると酒も飲みたくなり、少し飲みました。
すると、翌朝にはすっきりと身体が楽になっていました。おそらくあのままろくに食べずに寝ていたら、具合はそれほど好転せず、回復しなかったでしょう。
医食同源。
命をいただくーー。
生かされているのだと噛みしめるように思った次第です。
このように改めて考えさせていただく機会を与えてくださった勇者たちに感謝いたします。
ありがとうございます。