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デジタルでイラストを描く「ポルシェ 962C」

みなさんこんにちは、陸河童といいます。
フリーランスで文を書いたり、イラストを描いたりしています。

個人的に今年からデジタルでイラストを描くようになったのですが、これがなかなか面白くて。少しばかり評価をいただけたり。

需要があるかは分かりませんが、これからデジタルでイラストなどを描いてみようという方向けに、制作工程を公開してみたいと思います。

イラストを描くのに使用している環境は、iPad Pro+Apple Pencil。使っているペイントソフトは「Procreate」になります。

初回はクルマ、大好きな一台を描いてみました。1990年のル・マン24時間レースに出場した、ブルン・モータースポーツのポルシェ、962Cです。レプソルカラーが大好きなんです。

元のモチーフにしたのは、PS4のレースゲーム「グランツーリスモSPORT」のフォトモードで撮影した以下画像。
※画像はクリックすると拡大表示されます

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こちらの輪郭をトレースして下書きを起こします。

名称未設定アートワーク

線画でもフォルムがもう、格好良すぎますね。
続いて段階的にレイヤーを分け、色付けしてゆきます。基本油絵調です。

名称未設定アートワーク (1)

車体本体だけで恐らく10時間以上は描き込んだのではなかろうか。ヘッドライトの光の表現が超絶描き直しポイントでした。描き終わった時には手首がジンジンです。

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背景をレイヤーに分割しているのは、モーションブラーやぼかし効果を入れて、疾走感とカメラのピンぼけを表現するためです。継ぎ目の帳尻がなかなか難しい。

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次に全体の質感を統一させるのと、路面の凹凸などを表現するために、上記を下のレイヤーに置き若干透過させます。これのあるなしではだいぶ印象が違くなりますね。

最後に色調など最終調整して完成となります。

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やはり大好きなモチーフは、描いていて楽しい。
そしてグランツーリスモSPORTのフォトモードは、イラストを描く人間からすると宝の宝庫です。

ポリフォニー・デジタルさんに、感謝です。

メカやクルマの模写は正確性と緻密さが要求されるので、技術的にとても難しいですが、その分描き終わったときの達成感はとても大きいですね。




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