デジタルでクジラを描く
どうも。
陸河童です。
7月になりましたね。
7月といえばそう、シロナガスクジラです。
はい、描きましょう。
環境はいつもと同じ、iPadとProcreateです。
下書き。
写真のモチーフから模写してアタリを残します。
もうこのあたりから、クジラの表面の凹凸がやばそう・・・と後悔していたとかしていなかったとか。
ベース色を塗りました。ここから背景を青にします。クジラも青いので、背景との色差が後からだと見失うので。アタリの線も色反転させて見やすくしています。
エアブラシで陰影など色付けしていきます。
さらに細かく描き込み、目を入れました。まだぼやっとしていますね。
白と濃い色で凹凸を表現していきます。今回はとことんエアブラシです。このあたりから不要になるのでアタリ線は消します。
細かい傷やザラザラ感などディティールを追加して、クジラ本体は完成。背景の海にもグラデーションを付けました。ザラザラはテクスチャ系のブラシを細かく、薄く数色載せます。また体の輪郭を明るい色で吹いてぼやかしています。
水面の波や泡、水中の揺らぎなどを描き込みました。ここで模写としては一通り描き終わりなのですが、表現としてつまらないのでー
テクスチャ系のブラシで大小の泡を表現してみました。ちょっと大げさ感はありますが、クジラが浮上してくる感じが出た気がします。
この状態が好みという方もいると思いますが、さらにイラストとして印象に残るように、色調や輪郭などを最終調整して完成です。
いかがでしょうか。
色も輪郭も際立って、より絵画感が強くなりました。アナログではできない手法ですし、デジタルならではの利点です。
今回の制作時間は5時間くらいでした。ツールにもだいぶ慣れてきて、時間短縮できるようになってきた気がします。
ここまでご覧いただきありがとうございました!