プラマイプラス

自転車置き場に置いていた自転車を壊された

今週に入ってから自転車の後輪が動かず困っていた
出張修理の自転車屋さんに診てもらったら治らない
交通事故でも起こさない限りこんなことにはならないと言われた
最後に置いたのは自転車置き場の真ん中に
車にぶつかられるといったことは絶対ないと言い切れる場所
考えたくないけど人為的な原因でしかこんなことは起こりにくい。

自転車屋さんも大事に乗っていることは理解してくれたようでもう治せないなら部品取りにしてほしい、という自分の意思をくみ取って車体を引き取ってくれた。
部屋に帰るまで自分でも信じられないぐらい冷静だった。

自分の部屋に入った途端たくさん怒った、泣いた
見知らぬ犯人に対して〇意しかない
修羅になりそうな自分が嫌で眠ることにした。
すべての予定を投げ捨て眠り続けるつもりだった。

眠ったら結構どうでもよくなった。
友人の助言もあったりで自分だけでこの考えに至ったわけではないけど
悲しいけど、悔しいけど、腹立たしいけど
このままではよくないと思った。
前々からの予定を遂行することにした。

この日は即興パフォーマー・向井千惠さんが近所でライブをやる日
向井さんの演奏を聴いて即興をはじめたぐらい影響を受けた人。
自転車の修理を依頼したのもライブ会場に自転車で向かうためだった
自転車が無いので会場まで歩くことにした。

この道はちょくちょく歩くけど線路の向こうに渡るのは初めてだなー
とか考えながら歩いた。時々自転車のことがよぎるけど歩いているうちは忘れられた。

ライブ会場、見た目はスナック
中に入るとグランドピアノがあり楽器がたくさんある
東京時代にお世話になった高円寺のグッドマンに似た感じだな、と思った。

ライブは1部曲中心・2部即興という構成だった。
絵というか景色が浮かんだ
とげとげしい心が落ち着いた気がする。

けっこう前の席に座っていたのだが向井さんは近づくまで柳だと気づいてなかった様子
最近、銀髪が定着したからなーとか思っていたら2年くらい前と雰囲気がまるっきり違ってわからなかったらしい。

関西の生活が合ってるようで心身ともに健康になった自覚はあるんだけど
自分でもよくわからない
心配されるよりはいい
向井さんも今年の夏に入院されていたとは思えないほどお元気そうで素晴らしい演奏を聴けて良かったと思った。
ベースの中島さんのガット弦のウッドベースの音も温かみがあってすごく得した気分だった。

帰り道、ちょっと遠回りしてスーパーで食材とお酒を買って家路に向かうと
偶然anela moe(6月にライブしたカフェ)の店員さんたちと帰り道にばったり！
なんだか嬉しかった！！

けっこうひどい目にあったけど最後はいいことの方が多かった気がする
神様が埋め合わせのようにいいことを後で持ってきたような感じさえする
いいことはありがたく受け取っておこう。