雑記㉒「一貫性のない話」
1.自分の話をしたいと思えない
自分の話をあまりしたいと思えない。そもそも話す事柄がないし、話すにしても脈絡を持たせて話すことができないし、聞いていただくのも申し訳ないし、何よりも聞いてる側は「床見てる方がおもろ」いと思う。
少し前「やっぱりコミュニケーション難しいな」と色々考えていた時、フワちゃんのラジオのとあるトークが刺さった。多分noteに書いたけど、とどのつまり「コミュニケーションはサービス精神と時間潰し」であって「何を話すかよりもお互いの利益の最大公約数さえ叩き出せればそれでいい」というニュアンスで受け取り、自分は開き直った。悪く言えばドライに、雑にヘラヘラと、その場の雰囲気に合わせて知ってる風を装ったり知らない風雨を装ったりして、その場の会話が一番盛り上がる方向や相手がしたがっている流れに合わせ続けて生きていこうと思っていた。
「でもやっぱり会話が続けばいいってわけでもないのか」「いや、時間が潰せてればいいだろ」「でも踏み越えちゃいけないラインは絶対あるよな」とかを行ったり来たりした。
そんなこんなを経ながら、アルバイト先のもう3〜6つ年下の後輩の人たちと雑談をしてみた。話してるうちに、家でずっと一人なのもあって「人と話すの楽しいかも」と思ってしまったりしたけど別にそんなものは単純に幻想で、結局は考えることがどんどん増えて気を張らないといけないことが増えて、そんなことすらもこなせない自分に心の底から早急に死んでほしくて、本当に人なんかと話してやりたくないとすら思う。
一度、バイト先の社員さんに「自分の話はしないの?」と見抜かれた。多分、社員さんと恋愛の話をしていた時に自分が「友だちから聞いた話」をしていたからだと思う。見抜かれたら終わり。初期装備の武器を握りしめたまま成人して、武器を研ぐ意思も削がれ、その武器すらも取り上げられた。もう、「話すことないんすよね」とヘラヘラするしかない。「モテないんすよね」とヘラヘラするしかない。「まあ自分が能動的じゃないってのもあるんですけど」とヘラヘラして、今のだと逆にそれ以外は非の打ち所がないと自己評価しているみたいな言い回しになってしまっている気がするとか思いながらも、でもその言い訳をしてやるのも馬鹿馬鹿しくて、「もう12月なのにな〜、いやぁ〜、どうしましょうねぇ〜」とヘラヘラするしかなかった。
2.好きなタイプ
で、「自分の話はしないの?」と言われてヘラヘラしていたらそれに追い打ちをかけるように「好きなタイプとかないの?見た目とかさ」と質問が追尾してきた。考える必要性のないことだったからそんなこと全く考えてこなかった。自分が「なんすかね〜…」とか言いながら考えている間になんだかんだその話題はうやむやになった。その日のバイト終わりはどうしてもすぐには帰れなくて、お酒片手に散歩をし「人と円滑に話すためにはそんなことまで考えとかなきゃいけないんだ」と重たい気分になった。一旦俯瞰してみてくる自分を押さえ込み、自分の好きな異性のタイプを馬鹿みたいに考えてみた。真剣に考えたら、「尊敬できるところがある人」「刺身のパックの大根と大葉を全部食べちゃう人」に落ち着いたのでこの2つをこの先一生擦ることに決めた。
3.「今日なんか疲れてる?」
自分ではいつも通りでいるつもりだったけど、バイト先の社員さんに「今日口数少ないよね」「今日なんか疲れてる?」などと言われた。自分としては、社員さんから話しかけられないから気を遣って話しかけないようにしていたつもりだったけど、結局気を使われたのは自分の方だった。
「”釜飯くんはなんかこっちに話しかけないように気を遣ってくれてるんだろうな”って話をこの前社員さんとした」とバイトの先輩に言われて、そこを見抜かれてるってことはそれもまた自分が気を遣われているわけで。いくら自分が「弾んでる女子トークの邪魔をするのは申し訳ないな」と思っていても、結局それを見抜かれて輪に入れていただいているようでは自分の気遣いが見せかけのそれすぎて、そんな体裁だけの自分はさっさと消えさってしまえばいいのにと思う。でもやっぱり「何で盛り上がってたんですか」なんて言ってる自分も見ていられないだろうなと思う。結局、ヘラヘラするしかないんだろうな。
4.自分の正解がわからなくなる
自分の正解が誰かの不正解で、自分の不正解が誰かの正解なんて状況はたくさんある。それと同じで自分がされて嬉しいことと嬉しくないことも、他人のそれとは一致しない。全員の正解の方をまとめて選び取ることなんてできなくて、結局は自分の中での正解と不正解しかわからない。
自分はされたら嫌だけどそれは自分が意地汚いからかもしれないし、自分はされたら嬉しいけど他の人からしたら気持ち悪いかもしれない。結局確実に尊重できるのは自分の中での正解・不正解だけだけど、そこまでして自分のエゴは貫けない。本当は自分のエゴは一目散に捨てて、なるべく多くの人の正解を選び取って、なるべく多くの人に嫌われないで生きていたい。でも、「嫌われないでいたい」も自分のエゴでしかない。
5.ただの自分本位
最近、アルバイト先の5人くらいに「優しすぎますよ」「いい人すぎますよ」と言われた。「みんなで陰口叩いて絶妙な言い回しで手を打って後でリアクションを嘲笑の餌にされるんだろうな」と思うけど、そうであるならばもうまんざらでもない感じでヘラヘラしてあげてればいいかと思う。
別にいい人だと自分のことを思っていないし優しくもない。「こんなことするような自分は嫌だ」「こういうやつらが心の底から嫌い」とかそんなことしか考えてないし、妬み嫉みを抱き抱えて生きている。
結局これもエゴでしかなくて、「仕事を指示す罪悪感」とか「こき使っている感じへの罪悪感」、「無理なお願いをする罪悪感」から逃げたいから自分でやるだけであって、「楽な仕事にしてあげよう」「めんどくさい仕事は自分でやっちゃおう」みたいな他社本位の心持ちは装いがそう見えるだけで芯には微塵もない。
6.道化
「愛嬌や親しみやすさで全部乗り越えてきたしこれからもそうなタイプ」は性別に限らず一定数いて、そういう人に対して「お前は自己プロデュースが上手いんだな」「自分をどう見せてどう動けば一番自分が得をするかがわかってるんだねえ〜」と思う。そういう人は「こういうこと言ってほしいんでしょ」「こう言ったら気分良くなるんでしょ」というのが透けて見えることを言ってくる。そういう時にそれをかわすだけだと面白くないから、術中にハマってる感を出して「結局お前みたいな奴がなんとなく人生経験を積んで、なんとなく買っていくんだろ」「絶対にその歯車ブッ壊してやるからな」と思いながヘラヘラしてあげる。お前に得なんかさせてやるもんかと思ってしまう自分は、到底いい人ではない。
7.鈍感
バイト先の社員さんと話してたら「バイトのAさんってさ、いや本人に言うことじゃないか。やっぱなし」と言いかけて濁された。その急ブレーキ感が怖かったので、「じゃあ、内容は、聞かないでおきますよ」ってことにした。
その後、少し経って社員さんが「バイトのAさんって絶対釜飯くんのこと好きだよねって(バイトの先輩)さんと話してたんだよね」と話し始めた。「さっき言いかけやつの続きか」「聞かないでおきますって言ったけどな」と思ったけどそんなことは一旦無視して、「なんでそう思うんですか?」と聞いたら「なんとなくだけど、女子は態度がああなる気がする」とふわっとした回答だったので「つまり勘ってことか」とだけ思った。
「そんなこと考えたこともなかったですね」と言ったら「鈍感すぎるでしょ」と言われた。だから、ヘラヘラしといた。「諦め切ったのでそんなもの山札にすら入ってない」は言うべきではない。自分の話をするのも嫌だし、本当のことを言う必要もないし。
8.「恋人いるんですか」
最近新しくバイトに入ってきた高三女子の後輩と3回目くらいにシフトが被った日のこと。一応シフト表を見てその人が居ることがわかっていたから、「この前どんな雑談したっけ/じゃああの話をもうちょっと聞いてみよう/会話途切れそうになった時に新しく話題を展開するなら何を聞こう」とかめちゃくちゃ考えて行ったけど、話し始めて物の数分でその後輩から「釜飯さんって恋人いるんですか」と質問された。自分の想定してきた話題を使わずに新規の話題が提供されてありがたい反面、自虐の程度が難しい話題である事に一瞬悩んで「いないんすよね〜。クリスマスまであと2週間しかないんですけどね〜」とヘラヘラすることにした。
会話における通説として、なんとなく「自分がされたい質問をまずは自分が他人にする」というのがあると思う。多分この後輩はおそらくバイトを始めるタイミングからしておそらくもう受験から解放されている。この先おそらく年明けからはもう登校もしなくてよくなり暇で時間があって、もうじきクリスマスが控えてもいて、その後輩が話したい話があると推察するのが妥当だろう。どっかのタイミングでその質問をオウム返しするのが吉だとは思いながらも、そんなことを4つも年下の人に聞いてる自分がどうしても気持ち悪くてそうはなりたくないなと思いながら、結局話題を繋いでいく内に恋人の話からは遠ざかっていったのでおうむ返しするタイミングは無くなった。自分は結局友達の話をしてしまったし、「時間潰し」はできたけどうまく会話ができたとは言えないなと反省している。
まあ、反省したところで別に聞きもしないですが。
それと、俺は雑談の話題として「恋愛」は絶対選択しない。その話題を振っているという事実から滲んでしまうであろう下心と、相手のプライベートに土足で踏み込んでしまうことと、うまく話を広げられないこと。こんな理由で、俺は話題として「恋愛」は選択できない。
雑談がただ「時間が潰せればいい」のなら「うまく話を広げられないこと」以外は気にすることはない。その点で言うと、「恋愛」を選択できて、結果ちゃんと雑談の話題として成立させることができるこの後輩は単純にコミュ力があるなぁと思う。
9.エゴを押し付ける
恋愛を諦め切ったら性欲は枯れたので、一時期FANZAのボイス作品を買いまくって普通にASMRの感覚で聞いていました。ただ、よく考えたら別にエッチである必要性が全くないしお金がかかりまくることにようやく気がつきました。なのでYouTubeで普通にASMRを検索して聞いているのですが、いわゆる「シチュエーションボイス」というものを聞いていて気がついたことがあります。多くの人は対人で自身で感じる物なのだろうとは思いますがあしからず。「人間関係が行き着く先って、相手にエゴを押し付けることに躊躇いがなくなることなのでは?」と。「自分はこうしたいですあれがしたいです」と躊躇なく言えること。それ即ち、揺るがない人間関係であろうと。「自分は今飲みに行きたいんですけど、どうですか」となんの精神も削らずに言えて、それを断られても削られることがない。「言うだけだったらタダ」をよりタダに近づけていく、それが人間関係の行き着く先だろうと。
って話を大学で知り合った人とお酒を飲んだ時に言ってみたら、案の定意見が食い違いました。人間としての感覚が明確にズレる瞬間がたまにあってそれがなかなか言語化できないでいたけど、スッと言語化できた気がする。「言うだけタダ」のニュアンスが自分とは明確に違っていて、それが根本でいろんな事象に繋がってる。エゴをたまには受け入れてみてはいかがでしょうか。
10.必要十分条件
バイト先の他の部門の人と1時間くらい歩きながら喋った日があった。話しながら、その人もその人なりに恋愛を頑張ってるらしいような話を聞いている時間があった。なるべくインタビュアーに徹して舵を取ってたつもりだったけど、急に「そっちはどうなん?そっちの部門女子多いし結構喋ってるところ見るけど」とジンベエばりの操舵。いまいち言語化したことがなかったから難しかったけど、「先輩ともうちょい仲良くなりたいとは思うけどね」と言ったら「いいじゃん、狙いなよ」と言われたけど、いまいちピンとこなかった。
どうしても「人間の営みに必死になっている自分が見ていられない・恥ずかしい」と思ってしまう。恋愛を諦め切ったし性欲も枯らしたつもりだけど、それでもなお「しなくていい」とも「したい」とも言い切れない。「そういう生き方もある」みたいな文句で肯定されても、正直しっくりこない。誰かの人生をちょっとずつ踏み躙って犠牲にし、妬み嫉みを捨てきれないまま、自分の正しくない持論を押し通すほど強靭なメンタルでは生きていられない。結局何ひとつ決めきれないままこの先も生きていくんだと思う。
「もうちょい仲良くなりたい」と思ってても、別に何もしない現状維持でいるのが1番良い。下手なことしないでそのまま就職すれば良い。そしたら晴れて、バイト先の人は全員どうでも良い人になる。別に今に始まった事ではない。
ふと考えてみた。「任意の人間のことが好き」という事象と「任意の人間と付き合う」という事象。「"任意の人間と付き合う"ならば"任意の人間のことが好き"」は真でも、「"任意の人間のことが好き"ならば"任意の人間と付き合う"」は偽だと思う。「任意の人間のことが好き」は「任意の人間と付き合う」の必要条件ではあるけど必要十分条件にはなり得ない。
感情は表に出さなければ存在していないのと同じ。エゴも表に出さなければ存在していないのと同じ。欲も表に出さなければ存在していないのと同じ。
11.嫌いな奴らがいっぱいいる
女の子の後輩がレジで男子5人組に絡まれていた。「多分知り合いなんだろうな〜」と思ってその後「さっきの集団、お知り合いとかですか?」と聞いたら、後輩が「あの中に彼氏がいてお菓子買ってくれました」と言っていた。喉まで「ああいうしょうもないノリの男子嫌いです」が出かかっていたから本当に危なかった。
客が少ない時にレジで暇を持て余していたら、前のレジで社員さんが風貌イカツめのお客さんに絡まれていた。「お姉さんレジ大変っすよねえ」とかなんとか、「このお菓子あげますよ」とかなんとか。その様子を後ろから「かわいそうだな〜」と思って見ていた。
その後社員さんが「さっきいかついお兄ちゃんいっぱいきて怖かったんだけど〜」と言っていた。「ああいう人のあの変なコミュ力ってどこで身につけてきてんすかね。自分の友達の友達があんな感じの人だったら嫌です」と自分が言ったら、社員さんが「あの人たち、(先輩)さんの友達って言ってた」と。終わったな、と思った。マジで言わなくて良かった。
レジの目の前の通路で、レジ店員に向けてカメラを向けている男子高校生二人組がいた。多分、自分の後ろのレジにいる高校生の後輩の友人なんだろうな〜と。レジの前を何回も往復してニヤニヤしながら、本当に迷惑な位置にずっといて、「ああいう奴ら嫌いだな」と純度100%で思った。レジでちょっかいをかけるタイミングを伺おうとしている姿がとても滑稽だった。結局その二人は会計した後、お店のイートインででけえ声で騒いでいた。
ただ、そういう友人がいる人のことを自分は尊敬はできないなと思う。
12.無駄ではある
人に優しくしても自分に優しくしてくれる人が増えるわけじゃない。見返りのためにやるようなことでもないけど、他人に優しくする意味は特にないなと思う。“無駄”だと言いすぎかもしれないけど、無駄だなと思う。
13.頑張れない
やっぱり、何かに必死になっている自分が見ていられない。最近バイト先の人と恋愛寄りの話をしすぎているけど、「そっちはどうなんすか」と話を振られた時にふと自分が恋愛しようと頑張り必死になっているところを想像すると本当に小っ恥ずかしくなる。本当に無理。欲が前に出ている様が本当に気色悪いなと思う。
14.頑張ってこさえた屁理屈
自分のことを市民権のある単語で言い表すと、多分「奥手」ということになると思う。そういう系の動画を見漁ってみたら、「フラれるのが怖い」「好意を寄せてる人の方から告白してほしい」みたいなことを言っていて、そのコメント欄では「虫が良すぎる」だの「じゃあもっと態度に出せよ」だのと言われていてあまり見れた物ではなかった。
双方の意見は納得できる部分ではあるけど、そうであるならば自分は厳密には「奥手」ではないなと思った。そこに至る思考の経路が根本から違う。スタートラインの手前にすらこっちは立っていない。「自分が恋愛対象から好かれるわけがない」から、「だったら自分が好意を持つことに意味がないよね」となるわけで、ボールを投げ返されないならボールもグローブも持ってなくていい。自分にも他人にも、可能性を見出していないし期待していない。
そのつもりではずっといる。性欲も好意もどうにか枯らしきったのに、クリスマスイブの23時にコンビニに行こうとしたけど目の前でカップルが入店して行ってUターンしてしまう自分がまだちゃんといる。「冬は人肌が恋しくなる」と言う人たちには、「手を繋ぐよりも手ぶくろしたりポケットに手入れたりした方があったかいでしょ」「その理屈ならスーパーで買い物しながら手を繋ぐのはどういう理論なのですか?」と思ってしまう自分がちゃんといる。横並びで歩いてる楽しそうな二人には「後ろを振り返って気にするそぶりが微塵も窺えないよな。似た物同士でちゃんと脳の思考回路も似てるんですなぁ。これからも周りに迷惑をかけながら迷惑に生きてけよ、二人でな。」とか思ってしまう自分がちゃんといる。
「嫉妬」「ないものねだり」と言われたらそれまでだけど、そう言わさせない屁理屈を考えたい。もっともっと言語化をし続ければ何かしらあると思う。だからってどうにもならないんですけどね。
【追記】その後日。スーパーで手を繋いで買い物してるカップルがいたので「店で手を繋ぐのって理解できます?」と聞いてみたら「なんも思わないですよ」と返された。「あれって人肌恋しいでは説明できなくないですか?あったかいじゃないですか」「自由に使える手1本しかないの不便じゃないですか?下の商品取る時一緒にしゃがむんですかね?」とか適当こいていたら「先輩嫉妬してるんじゃないですか?」と早速最強のマシンガンで撃たれた。「それ言われたらもう論破ですよ」としか返せなかった。「ほら、やっぱああいうことしたいんじゃないですか」には何も言い返せなかった。
15.思い出
「恋人いるんですか?」と聴いてきた後輩がこの前「クリパするんですよ」と言っていた。なんでもくっつけたい男女がいるそうで画策してるらしかったのですが、その流れで「この時期はカップル増えますよね」とも言っていた。その時、後輩の友人に斬りかかってしまわない程よいことを言わないとと思って「まあ、カップルじゃないと押せないスタンプもありますもんね」とそれっぽく返した。
クリスマス前に増えていつのまにか消えていくタイプのカップルを作る人たちはたちは「思い出が欲しいだけ」だなと思う。
例えば自分がクリスマスパーティーに誘われたとしたら、予定もないから厭わず行くような気がする。ただ、自分が企画してまでやりたいかと言われたら違う。その理由は「思い出が欲しいだけの自分に嫌気がさすから」の一点。「自分はクリスマスに任意の人間と一緒にいた」という思い出が欲しいだけでしかなくて、それに突き動かされている自分が見ていられないなと思う。相手のことも考えずにエゴでしか動けていないことが、客観的に見て恥ずかしいだろうなと思ってしまう。
最近バイト先の後輩が「みんなでご飯行きましょうよ」と仕切りに言っている。「来てくれるんですか?」の問いには「誘われたら行きます」と答えている。本当は歴が長い側がイニシアチブを取った方がいいのやも知れないけど、自分にはできない。もうじき辞める側の自分が誘うのは、「思い出が欲しいだけ」でしかない。
自分の正解を選んでも、誰の正解も選べやしない。
#394 雑記㉒「一貫性のない話」