「もう遊びまくってますか?」
バイト先の同学年の先輩に「もう遊びまくってますか?」と聞かれて改めて、どこにも行ってない、正確に言うと「たった1人の気の知れた友人との飲みにしか行ってない」ことを認識した。それが残されたモラトリアムの過ごし方として凄くもったいないのかもしれないとも思った。
何を遊びとするかは人それぞれだと思うけど、誰かと行きたいところはほとんど思い浮かばない。1人で行きたいところならいくつかあるけど、それでも3つくらい。行っちゃうと、行きたい場所がなくなる。だから、行かないことで行きたい場所がある状況を繋ぎ止めている。
誰かと行きたいところが自分にも思い浮かんだとしても、誘えないから意味がない。1人なら己の気力一つ。お金はあるとは言えないが、時間はある。一つくらい行ってみるか。
俺は「函館の夜景」「夜の海辺で飲酒」「都心にある本が読めるバー」の3つに行きたい。大学生のうちにこれを全部果たすのが正解か、分からない。
誰かとすぐ出かけられる人が羨ましい。
#379 「もう遊びまくってますか?」