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「芯」

 いつだかに見た、初見のYouTuberの切り抜きshort動画の話の内容がなぜかずっと頭に残っています。とりあえず女性のYouTuberでその人たちが車内でしゃべっていた記憶があるのですが、それしか手がかりがありません。今からわざわざ探すのもめんどくさいので、今後もう一度当該シーンの切り抜きや本家の動画に出会でくわした暁には、その動画のリンクを貼り付けようと思います。(いつになるかわかりませんが。)

2023.3.14更新
不意に見つけました。2:34からです。

 そのYouTuberが話していたのは「浮気をしないでいれる男性」の理由の考察でした。大して革新的な内容の会話ではありませんでしたが、会話の中で一つ引っかかることがありました。考察の結果、「単純にそこまでの性欲がない」「そういう気がそもそも起きない」「浮気をする人になりたくない、という芯がある」みたいな内容だったと記憶しています。

 僕が引っかかったのは「芯がある」の部分です。
 ものは言いようで、似たような形式の話の中にも「プライドが高い」と言われる場合もあるはずです。
 アルバイト先に来るお客さんを見ていて、「こういうことをする人間にはなりたくないな」と思いまくる日々です。「お願いしますも言えないんだ」とか、「店員に敬語を使うことすらもできないんだ」とか、「支払いでモタモタしてんじゃねぇよ」とか、「金払い終わったらさっさとどけよ」とか。そうやって半ば他人を下に見るようなことを日々考えてしまうことによって、自分が買い物に行く時、自分がお客さん側になる時、自分がそっち側の人間になってしまわないことをとにかく考えています。なってしまったら、他人を見下している場合ではなくなってしまいます。バイト中に限らず、日々が「クソだなこいつ」の連続です。自分がそのクソになるわけにはいかないので、そこに最新の注意を払います。これは「プライドが高い」「自意識過剰」以外の何物でもないですが、言いようによっては芯がある、考えに一貫性がある、考えに矛盾がない。そういう捉え方もできるみたいです。
ああはなりたくない人がたくさんいて、それになるのだけは本当に嫌。
 話を戻すと、浮気をする人に対して僕は、くだらねぇな、しょうもない人間だな、自分はあんな風にはなりたくなぇなと思っています。それでも芯があると言える代物なのかは疑問ですが、そう捉える人もいるみたいです。(同じパターンでも場合によってはすぐ「プライド高い」って揶揄するくせによ。)
 プライドがあってもなくてもありすぎても陰で誰かにとやかく言われてしまう世の中では、程よく生きるのが難しすぎるんですよ。


 言いようによっては芯があって、言いようによってはプライドが高い。どっちも思考回路は全く同じはずなんですがね。


#330  「芯」


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