年齢を重ねても新しいことを学ぶといい理由
現役銀行員で、副業でコーチをしているたかなおです。
「リスキリング」という言葉を聞くことが増えた世の中ですが、いくつになっても新しいことを学ぶというのは、能力やスキルを身につけることはもちろん、それ以上の価値があります。
年齢を重ねると、「やらなくてはならないこと」が増えて、新しい物事を身につけたり、習うことの時間的や体力的なハードルは上がります。それでも私は30代以降、会社のことや関係性だけでなく、社外で新しい関係を作ったり、コーチングを副業にしてみたりと、新しい環境で新しいことを学んで感じたことを書いてみます。
新しいことを学ぶことは単にスキルの習得に留まらず、選択肢の絞り込み、フラットな態度の保持、利害関係のない人間関係をつくるのに役立ちます。これにより、年齢に関係なく柔軟な思考と行動、面倒なおじさんになる確率も減らせるはずです。
それでは見ていきましょう。
1. 選択肢を絞ることにつながる
年齢を重ねると残りの時間と体力の限界が見えてきます。経験を積むことで向き不向きもわかり、選択肢が減ったところから逆に見えてくるものがあります。選択肢が多いうちは試す時期であり、うまくいかないときはできないことがわかったと捉え、行動だけはやめないことが重要です。
また、やらなかったことは頭の中に残ってしまうものです。だったら、手をつけて自分なりに結論を出すという作業は、「やってみてダメだった」、「こういうことは向かない」といった必ず発見があります。諦めるにしても納得して次に進めます。
私自身、いろいろな挑戦を通じて自分に何が向いているのかを見極めることができました。例えば、コーチングを始めたことで、人との関わり方やコミュニケーションのスキルを向上させることができました。それが本業の銀行業務にも良い影響を与えています。
2. フラットな態度を保てる
年齢や経験を重ねると、余計なプライドができてしまったり、周りの人に気を遣われることが増えます。その人が意識せずとも、上下関係があればどうしてもそうなってしまいます。
新しいことを始めると、「初心者の気持ち」になります。謙虚さやうまくできないこと、人から教わることを再認識できます。さらに、習う場合は新しいコミュニティに参加することにもなりますが、そこでの関係性は横並びです。年齢はほとんど関係ありません。みんな同じ位置からスタートです。
※間違ってもそこで偉そうにしないこと。
チャレンジすること、失敗すること、教わることを思い出すことで、どんな人にもフラットに接するようになります。威張ったり、俺は聞いてねぇ!と言ったり、「なんでできないの?」とニヤけながら言う人にならずに済みます。
私がコーチングを始めたとき、最初は全くの初心者でした。その過程で、自分よりも年下の人や全く異なるバックグラウンドを持つ人たちから多くを学びました。この経験が、銀行の同僚や顧客とのコミュニケーションにおいても大いに役立ちました。
3. 利害関係のない人間関係ができる
フラットな態度を保てることに近い部分がありますが、利害関係がない人間関係を構築できるのも良いことです。仕事でも家庭でも一定の年数が経過したり、お互いにやるべきことがあると、どうしても利害が絡んでしまう場面があります。
友人がいる場合はもちろん良いですが、関係性が変わっていると昔のように腹を割って話せることも減ってしまいます。新しいことを学ぶ場や新しいコミュニティでは、利害関係がないため、純粋に興味や関心から人間関係を築くことができます。
私の場合、コーチングだったり、(一昔前のオンラインサロンのような)コミュニティを通じて、目標に向かう仲間だったり、利害関係なく話せる人間関係を新たに広げることができました。
利害関係がないから非常にオープンで、互いにサポートし合えるところがいいことですね。
皆さんも新しく始めたこと、オススメ習い事、新しい始めてよかったこと教えてください!
そして、スキやフォローもらえたらもっと嬉しいです。
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