おしゃれだけど、ざわざわ
*ベルナール・ビュフェ回顧展@Bunkamuraザ・ミュージアム*
第3波の拡大がささやかれる中、
最近本国フランスでも人気が再燃している
ビュフェのお洒落な絵でも見に行きますか、と、いざ、初日に!
太い黒い、印象的な輪郭の彼の絵、
子供の頃に見た時は何だか『ざわざわ』した
気持ちになった記憶が。
初めてこんなに多くの作品を鑑賞しましたが、
あの『ざわざわ』は正しかったのでした。
画家の作品には、その人生が投影されるものですが、まさにビュフェの場合もそうなのですね。
第二次世界大戦後の不安、家族との別れ、
時代の寵児になった後も、
勲章を受章してもなお、つきまとう強迫観念。
不治の病で筆を折り、そして71才で、、、
衝撃でした。
絵より彼の人生に心が打たれてしまう。
それでも、ミューズと出逢い結婚、
色使いが華やかになったり、
一時的に正統派の風景画を描いたり、
そこは興味深かったです。
孤独な青年時代に愛した虫や鳥など
小動物の絵はとても素敵ですし、
花々や風景画もお洒落です!
人生知らなければ、部屋に飾りたい位。
広告のメインに使われている「ピエロの顔」
が以前のフランス人上司にどうにも似てるので、ふふふ、と見に行きましたが、
正直なところ、
世の中が穏やかな時に見れば良かったです。
意外にも世界一のコレクションを持っているのは
この日本のベルナール・ビュフェ美術館(静岡)だそうです。
✳︎NOTE✳︎
▶︎ベルナール・ビュフェ
▶︎ベルナール・ビュフェ回顧展 11/21〜1/24
公式サイト