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掃除と人生

毎朝起きると無性に掃除がしたくなる。

特別に物が多いわけでもなく、汚れているわけでもない。

しかし、なぜだか掃除をしないと落ち着かない自分がいる。

ただ、掃除といっても、掃除機をかけるだけの時もあれば、水回り、棚の下、時にはクローゼットの中などにも手を伸ばす。

どこを、どこまでやるかはその時の気分次第。

そういえばこの前こんなことがあった。

先日いつものように朝起きて掃除を開始、掃除機を掛けて、水回りまでやった。
しかし、なぜだかスッキリしない。なんかすごく重い。。。
ということで、そこから床拭き、棚の整理なども。ちょっとした大掃除みたいになってきたが、やらずにはいられなかった。

ひと段落して、少し気分転換にと、買い物がてら小一時間ふらっと散歩に出かた。

買い物から帰ってきて部屋に入った瞬間、

「うわっ、、(部屋が軽い)」

その時感じた素直な気持ちだった。

部屋が軽いって意味が分からないと思うが、空気が流れているとか、澄んでいるという感じだろうか。
僕自身の心も身体も、そして頭もクリアになったように感じたほど、空間の透明度が上がっている。

そんな不思議な体験を思い出しながら、人生と重ね合わせている。

全てのもの、例えば、人が住んでいる場所や普段使っている物、使われずに置いてあるもの、大切に手入れをされているものや雑に扱われているものなど、それらにもエネルギーがあって、僕たちのエネルギーと重なりあったり、反発しあったり、調和したり、融合したりするのかもしれない。

それが心地良かったり、重く感じたりしては、環境に適応していく。

何が必要で、何が不必要なのか。
手放すものとそうでないもの。そんなことにも繋がっていて、

それは人との関係もそうなのかも。
執着して手放せないものが増えてくると、自分で自分の心に嘘をついたり、自分自身を大切にできてなかったりする。
そうすると、エネルギーが重くなって、当然新しい出会いや循環が生まれない。

なんか、大切なことってとても近くにあって、目の前のことをどれだけ丁寧に大切にしていくか。
結局人生を創っているのは自分自身の一つ一つの選択で出来ているんだなと感じる。

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