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世界で人気者のこぶた、Peppaが届ける秀逸絵本
リトル・スマーティ・パンツからうさぎさん(およそ0歳)コースの11月に、「Peppa's First Colors (Peppa Pig) 」by Geronimo Stilto をお届けします。
Peppa Pigは は、アストレイ・ベイカー・デイヴィスによるイギリスの幼児向けテレビアニメシリーズです
Peppaは、少しおしゃまな小豚の女の子で、弟のジョージ、ママのピッグ、パパのピッグと一緒に暮らしています。この絵本にも登場しますが、お友達は動物で、うさぎはにんじんが好きだったり、Peppaの家族は鼻をフガフガと鳴らすなど、もともとの動物の特徴を備えつつも、服をきて人間のような暮らしをしています。車も運転しますよ。
英語はイギリス英語なので、スラングが少なく、小さなお子様に見せても安心できるテーマが多いです。ご飯を食べたり、公園に行ったり、学校に行ったり、旅行したりと、とても日常的です。
ママピッグも、特にパパピッグもどこか抜けていて、厳格な親というよりも、子供たちと一緒にいろいろなことを心から楽しんでいます。特に、私が面白いなと思うのは、彼らは水たまりが大好き。親子で水たまりで飛んで跳ねて、どろんこになるのを好みます。最初は、「えー子供ならまだしも大人もどろんこになっちゃうの?」と思いましたが、それは当然のこと、彼らは豚さんだからですね。(笑)
正直、見た目はそこまで可愛いと思えないのですが、とにかく私が知る限りPeppa Pigはアメリカでも大人気なんです。ある時子供たちのリュック(学校に通うときはみなそれぞれ好きなリュックで通います)をみたら、Peppa Pigだらけでした。この絵本のほかにも塗り絵やおもちゃなど、Peppaシリーズが多く売り出されています。日本でいうところのアンパンマンのような存在かもしれません。
そしてこのPeppa's First Colorsでは、0歳児から2歳ぐらいまでのお子様にとってとても興味深い内容を多く学べます。
こちらの絵本の英語での読み方については、下記Youtubeをご参考ください。
https://www.youtube.com/watch?v=-UTEazo58qM
読み聞かせのポイントについては以下をご参考ください。
2.読み聞かせのポイント
(1)さまざまな色と同時に言葉を知ることができます。
各ページごとにメインカラーが決まっていて、例えば赤であればお友達のRichardうさぎが赤い三輪車に乗っているページになります。そして
”What else can you see that's red!”(他に赤いものあるかな?)というように同じページにある赤いもの探しが始まります。
私がここで面白いなとおもったのは、通常他の絵本であれば、赤が当然というものがでてきます。つまりトマトや消防車などです。でもこの本では
赤でも黄色でもなんでもよいものが登場します。例えば、赤い羽根、赤い三輪車、赤いパジャマ、赤いリュックという具合です。
だからこそ、実はこの本は、色だけでなく英単語を覚えるためにも生かせるのです。
(2)いろいろな形を学ぼう
各ページには、いろいろな形でくり抜かれた穴があり、そこから次のページが覗ける仕掛け絵本になっています。
"What can you see in the squre?( 四角の中に何が見える?)
各ページごとに形が異なり、丸、四角、ダイヤモンド、星、三角が登場します。そこに指を突っ込んでめくることも出来ますし、覗くこともできますので、それだけでも子供は大喜びしますよ。
指で星などの形をなぞりながら、これは「そうそう星型だね」、「三角だね」と手触りと耳と目で形について学ぶことができます。
そして何よりこの本はものすごく丈夫なので、かみかみしたいお子様でも耐えうる分厚さです。
(3)すべてが質問形式
他に赤のものはあるかな?オレンジのものはあるかな?、四角い穴から何が見える?などすべてが質問形式になっているのが特徴でのあり、秀逸です。
つなり質問形式にすることで、単純なアルファベットと単語だけの絵本よりもより子供の興味を引きますし、記憶にも残ります。
当然、1歳半までは、仕掛け絵本を存分に楽しんでください。覗き穴からは、なにやら興味深いものが覗けますし、触るだけでも楽しめます。
1歳半から2歳以降は一緒に当てっこをしても楽しいと思います。赤色のものは他に何があるかな?覗き穴から何がみえるかな?などです。
このように比較的0歳から3歳以降まで長く遊んで楽しめる絵本です。
お子様との読み聞かせの時間がよりよいものになりますように。
Let’s keep reading!