江戸東京たてもの園
世の中にはたてもの園なるものがあります。
名の通り歴史的な建物がたくさんある場所です。
生田緑地にある日本民家園や小金井公園にある江戸東京たてもの園などが有名でしょうか。
たてもの園のある小金井公園は面積の広さだけで言えば都内でも5指に入るくらい大きい公園です。
宇宙人の読者のために説明すると皇居から左に大きい緑を数えて6個目くらいのところです。そこにあります。
入場料は400円。
近年の美術館・博物館が平気で2000円近くとってくることを考えると良心的に思える。
中にはレトロな建物がいっぱいある
戦中に建てられた建物なので当時は延べ床面積が大きい建物が建てられなかったことも影響しているのか気持ちの良い吹き抜け空間。
合板とか石膏ボードとか使ってなさそうなのでSDGsかもしれない。
障子はまだまだ使えるデザインボキャブラリーだなと思いました。
組子みたいな華奢な方に発展するのではなく大らかに障子を使ったデザインが増えるといいなという気持ち。
写真スタジオは光をテーマに設計するため結構かっこいい建築が多いですね。
2.26事件の現場とは思えないくらいのどかな雰囲気がある
特に2階の外廊下は空気が旨すぎてびっくりする
近くに小川の音みたいのが流れててchillって感じでした。最高。
忍たま乱太郎が100%勇気なら俺は100%チルだ(?)
現代の金持ちの家ってほぼ要塞みたいな感じなのでこの時代の大らかな豪邸っていいですね。
こういうものを見るとお金でしか買えないものってあるなと思いますね。
400円でこんだけ楽しんでおいてあれですが建物とは街の中で、人々の生活の中にあってこそ輝くものだと思うのでどれだけ立派な建物を移築しても建物として博物学的な価値こそあれど建築としては死んでるなと思いました。
建物ってやっぱり文化的に保存するのに向いてはないような気がします。
使われなくなった時点で魂が抜けちゃってるというか。
京都とかでお寺とか巡るのは好きなのでたぶん移築するってのが良くないんだろうな。
建築とかアートの界隈ではゲニウス・ロキといって地霊みたいなものがいるみたいな考え方があったり、今でも建築工事の際には最初に地鎮祭をやったりするのですが土地と結びついた何かがちゃんとあるような気がします。
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