
東京都23区、図書館の蔵書検索 レオパルディが読める自治体を探せ!
みなさんこんばんは。
寒いのでお布団の中で記事を書いています。なんだか昭和の文豪みたいな気分です。
昭和の文豪が火鉢を抱いて作品を書いていたように私はおまえらの魂を腕でぎゅっと抱きしめながら記事を書いています。(なんで?)
今年は所有物を増やさない年にしようと考えているので本は図書館で借りて読むよう心がけています。お金も貯まります。そもそも読みたい本が中古しかなかったりもします。定価以上で博打打ちたくないわよ。
最近本読みの間で流行ってるでお馴染みのベケットからレオパルディの存在を知りました。
「世界は泥でしかない」。若いベケットが『プルースト』の冒頭のエピグラフに引用していたジャコモ・レオパルディの詩の一節である。
「この大地はどんなため息にも値せぬ。苦渋と倦怠ばかりが人生で他は無。世界は泥である」
読んでみるかと思いレオパルディのカンティを普段お世話になっている三鷹市図書館のサイトで蔵書検索をしました。
そうするとないのです、蔵書が。三鷹市に。
近代イタリア最大の抒情詩人とされるジャコモ・レオパルディ(1798-1837)
夏目漱石「虞美人草」
三島由紀夫「春の雪」
などに登場しています。日本文学にも影響力のある詩人らしい。
わが町にはどうやらレオパルディが無いらしい。なんでー。
わが町は文化発展途上自治体だったのか?心の中のメロスが激怒しました。
メロスには政治はわからぬ、しかし文化的に発展途上の自治体に住んでいるということには人一番敏感であったのです。
私はレオパルディを蔵書として持っている都内自治体をリストアップすることにしました。
真に文化的に発展している自治体を探そうではないか!(冗談)
(邦訳されている作品集はカンティ・断想集の2冊)
(どちらか1冊でもあれば○ 両方あれば◎)
千代田区 ✗
中央区 ✗
港区 ◎ これが平均年収1200万のチカラ…
新宿区 ○
文京区 ✗
台東区 ✗
墨田区 ✗
江東区 ✗ 検索にヒットする関連蔵書がまず少ない
品川区 ○
目黒区 ○
大田区 ○
世田谷区 ○
渋谷区 ✗
中野区 ◎ これがサブカルのチカラ…?
杉並区 ○
豊島区 ✗
北区 ◎ 老人比率1位だから…?
荒川区 ○
板橋区 ○
練馬区 ◎ 板橋区から独立しただけある
足立区 ✗
葛飾区 ○
江戸川区 ○
結果として4区で2冊(17%)ともあり、10区で1冊のみ(43%)。
9区でどちらもない(40%)という結果なので意外といいサンプルなのではという気持ちになります。
年収に比例してるわけでもなく…
人口に比例しているわけでもない…
教育に力を入れている文京区・千代田区にもない…
これは謎ですね。
何に比例していそうか(もちろん疑似相関)わかった方がいたら教えて下さい。区内で飼われている金魚の数に比例してたり…
あるいはとんかつ屋の数に比例してたり…
あと自治体って多いですね。全部いっしょになったりしないですか?(暴論)
今度区民の数あたりの図書館予算とか調べてみようかな。
住む場所を決める際に図書館は大事な要素だったりしますよね。

武蔵野市立図書館 武蔵野プレイス

蔵書数都内1位。
もちろんレオパルディ2冊とも府中市にはあります。
府中市は市立美術館も素晴らしく都内の区立市立美術館の中では唯一国立のビックネーム美術館に負けない展示をしている美術館でもあります。
にわかに府中市最強説が出てきました。引っ越そうかな、府中市。