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「感覚」を大切にする指導で「できる」につなげる

体育の指導に関する話だ。


これまでの自分の指導や、さまざまな場面で見せていただいた指導を比べながらふり返ってみる。


子どもたちが「できる」ようになる指導には、違いがある。


その中でも、ここ最近で感じるポイントは、指導の機会が「平等でない」ことである。


つけたい力によって指導内容や方法は変わる。
目指すべき姿によってもそうだが、そういう類の話ではない。


誤解を恐れずに言えば、順番を「守らない」ことや指導の時間に「差をつける」ことである。


とくに体育においては、順番に並んで練習したり、教師が全体を見渡し、順々に個別指導をしたりしていく。


子どもたちが「できる」ようになる授業は、教師の意図によって、これが平等でないのだ。


たとえ後ろに次の子どもが、順番に並んでいたとしても、子どもができそうな感覚をつかんだと思えば、私は並んでいる子に断って、順番を無視させてもらう。


「できる」ようになるタイミングを逃してはいけない。そして「できた」タイミングを学級全体で分かち合う。


できるようになって欲しいという教師の思いは、自然と学級全体に広がっていく。

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