マグネシウム欠乏症のサインを読み、果実肥大へつなげる
おはようございます。優れない天気に外での作業もできないため今日はマグネシウム欠乏症について綴りたいと思います。
葉は健康のバロメーターで、色や模様でどの栄養素を要求しているか判断することができます。
最近、作業していると葉に黄色の模様があるのに気づいてマグネシウム欠乏症と診断しました。
葉面散布で食品添加物にも使用されるトレハロースを主原料にしている「トレイン」
を薬剤散布の時に混用して施しているんですが、それでもマグネシウム欠乏症が発症したので、
有機jas資材の「天然硫マグ24」をほんのちょっと撒くことにしました。
・速効性なので元肥には向かずタイミングがポイントになります。
また、果実肥大を左右する「カリ」を有効化するのにマグネシウム(苦土)は必須なので、
施肥のタイミングは果実肥大期にすることにしました。
・施す量ですが、
石灰:苦土:カリの比は5:2:1
この黄金比は崩さず設計してあげて効果を発揮させます。
今回のマグネシウム欠乏症の要因は様々だと思いますが、ひとつは果実を肥大させるのに使っているためかなと考えられます。
常に葉を見て欠乏や過剰を見極めて、調整してあげる。この量やタイミング、使う資材も農家によって様々。
農家で品質が異なるわけですよ。