きらきら輝く。フィルムパッケージデザイン。
こんにちは。
皆さまはアルミ/アルミ蒸着という素材をご存知ですか?
食品パッケージのフィルムは、中に入れるものによって適切な材質を張り合わせて制作します。
長期保存に向いたもの・光や空気を通さないもの・冷凍保存できるものなど、食品を守るために工夫が施された材質・加工方法を適切に判断します。
数ある材質の中でも、光を完全にシャットアウトし、光に弱いお茶っ葉やレトルトなどの長期保存の目的で使用されるアルミ。
アルミに似た材質ですが製造方法が全く異なり、アルミより薄くスナック菓子などに多く使用されるアルミ蒸着。
今回はそのアルミ・アルミ蒸着を使用したフィルムパッケージデザインのお話です。
素材はアルミホイルと同じなので、かなりテラテラとした光沢を放ちます。
そこにフィルムパッケージ印刷では基本となる『シロインキ』を刷ることで、素材の光沢を完全に消して印刷することになります。
しかし、折角素材が光っているのだから、それをデザインに活かすことはできないだろうか。
できます。
CMYK +シロインキの置き方(データの作り方)を工夫することで、元々の素材のキラキラとした光沢感を活用し、金箔などを使わずに擬似的に金色・銀色・メタリック色を表現することができるのです!
こんな感じ↓
紙の印刷とは違い、フィルム印刷は基本的にシロインキが入ります。このシロインキを『あえて』抜くことにより、素材の光沢感に色を乗せて擬似的なメタリック感を表現することが可能なのです。
以下の写真は、実際にシロインキを入れたものと入れていないもののサンプルです。シロインキを入れるのと入れないのとで、質感が全く変わるのがお分かりでしょうか。
この表現を利用すればあんな表現やこんな表現もできちゃうかも。。
このようにアルミ・アルミ蒸着を使用した、デザインの表現の幅が広がるメタリック表現、パッケージデザインする際にぜひ参考にしてみてくださいね。
では今日はこの辺で!
素敵なパッケージライフを。
リトルパッケージ .jpではフィルムパッケージの印刷・デザイン・プロモーションを承っております。ぜひお気軽にご相談ください。