写真と小説
カメラを手にしてから、たくさんの写真を撮ってきた。
1枚1枚を撮ることがとても楽しくて、夢中になった。
そしていつしかそうやって撮ってきた写真を小説にしたいと思い始めた。
写真で小説を書きたいと思うようになった。
小説の形はいろいろだと思う。エッセイだったり純文学だったり、はたまたコミックだったり、絵本だったり。
作文は得意だったはずなのに、写真となるとどうやっても整理ができない。
それでも小説を書きたいのだ、という思いは捨てられない。
そんなことを思い始めたのは愛猫の写真展がきっかけだった。大切な人やペットを思いだし涙してくださる人がいた。私が自分のために撮った写真で紡いだ拙い私小説でそんな風に思ってくださる方がいるんだ、と嬉しかった。
写真という小説を書く場は写真展という空間だったり、ページをめくる写真集だったり。今の時代ならムービー仕立てというのもあるだろう。
そんな風に表現する場の幅が広いのもまた写真ならではではないかなと思う。
かといって、ある日突然小説が書けるはずはなく(笑)
それでも私の小説は私が作らなければならない。日々精進。