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AI・Shiori 1930年代のパリに迷い込んだタイムトラベラーになる
先日、「ももは」さんのnoteの記事を見て「気づき」がありました。
「日本語でChatGPTにたった1文の簡単なテーマを与えるだけで美麗な画像を生成するStableDiffusionのプロンプトが作れるようになりますよ!」という文章に「気づき」があったのです。それは、今までこれといったテーマをしっかり定めて画像生成をしてきたことがなかったことの「気づき」です。
以下の「ももは」さんの記事の中で紹介されていた「テーマ:きらびやかな錬金術師」として画像生成された写真に衝撃を受けました。ぜひ見てみてください。
今まで僕が作った画像とは全く異なる世界観の写真がそこにあって、テーマを定めることの重要性をあらためて知ることができました。
そしてもう一つ衝撃をうけたのが「BD」さんの以下の記事です。
まるでPythonのプログラムのようにChatGPTに正確な指示を出し、描こうとしていたテーマを表現するPROMPTを、ChatGPTの力を最大限利用して作り出す仕組みを考案されています。
そして、この考えのベースとなる「JSON」でPROMPTを再構成するというやり方を発見・考案されたNyaFuさんの記事も大変参考になります。
というわけで、今日は僕もしっかりしたテーマを決めて、いつもとは違う「作品」づくりに挑戦してみたいと思います。
とはいえ、僕はBingとはあまり相性が良くないようで、一方ChatGPTは無料の3.5を使っていることから、JSON方式はあきらめ、テーマをしっかり定めることと、それをChatGPT3.5に正確に伝える方法をしっかり考え、試行錯誤しながら、何とかやってみました。
テーマ:1930年代のパリに迷い込んだタイムトラベラーの女性
まずは、このテーマに対して、ChatGPT3.5にいかに素晴らしいPROMPTを書いてもらうか、依頼の文章を練りました。それがこれです。
<ChatGPTへの依頼内容>
こんにちは。今日は画像生成AIで使用するPROMPTの作成をお願いします。
あなたは、持てる知識のすべてをつぎ込んで最良の結果が出るようにしてください。以下の #生成画像テーマについて 、#作成方法 に従ってPROMPT(英語)を出力してください。
#生成画像テーマ
1930年代のパリに迷い込んだタイムトラベラーの女性
#作成方法
生成画像テーマを表現するために以下の要素を盛り込んだPROMPTを1000文字程度、英語で書きだす
<要素>緻密、独創的、繊細、美しい、光、幻想的、華やか
<要素記述上の注意>目に映るあらゆる描写、例えば、クルマや鳥、道路の素材、建物の形等、あなたが思いつくすべての知識を投入して#生成画像テーマの世界観を最大限表現できるようにしてください。
よろしくお願いします。
<ーーー依頼内容、ここまでーーー>
そして生成された画像がこれです。
モデル:chilloutmix_NiPrunedFp32Fix
最初の画像
![](https://assets.st-note.com/img/1686231356807-medRbOehXj.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686231777222-6TWDnsXw5z.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686231785568-xIpjiUnUAF.png?width=1200)
衝撃を受けました(笑)
本当にこんな画像、いままで生成したことがなかったのでChatGPTの凄さをあらためて実感しました。
しかし、実をいうと、髪型も化粧も1930年代のパリの人のものになっているので、意図したものとは少し違います。
僕が出力したかったのは、1930年代のパリに迷い込んだ「タイムトラベラーの詩織」で、1930年代の景色の中で少し違和感がある現代人の詩織を表現してみたかったのです。
そこで、今度は、PROMPTにいつも詩織生成時に使っている言葉のいくつかを加えてみました。
2回目の画像
![](https://assets.st-note.com/img/1686231673675-hmKMUtUsxi.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686231685603-Kw2VtFUSd9.png?width=1200)
現代風の女性が現れました!
しかし、やはりいつもの詩織とは少し違います。髪型もそうですが顔がそもそも違います。
そこでPROMPTをじっくり見てみると、「a woman finds herself lost in 1930s Paris」というフレーズがありました。
いつもは「girl」を使っているので、この「woman」が原因かもしれません。早速修正して出力してみました。
3回目の画像
![](https://assets.st-note.com/img/1686232343367-SRR6U8nYRI.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686232355549-rw1v3pvmBW.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686232377782-ozQ6q01Lrw.png?width=1200)
顔が若返りましたね!現代の詩織が1930年代のパリに迷い込んだ感じです。「girl」だけでこんなに変わるんですね!
![](https://assets.st-note.com/img/1686232573916-wqraMoExIv.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686232584287-Fuk1QpELhk.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686232651135-ypLZdg0F8x.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686232742947-EU7BqmNogJ.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686232776245-HlWaNWPo45.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686232789998-yisjr3SiRL.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686232807446-L8zGJFZLZ9.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686232872055-HrdACJoU0Q.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686238382779-ftRBjS8mVD.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686238450124-4RI2Vi8l6U.png?width=1200)
さて、ここまで来て、なんとかタイムトラベラーらしさが出たようなので、最後に1930年代のファッション(ドレスとアクセサリーと帽子)のフレーズをPROMPTから削除してみました。
すると、他の要素(クラシックカーなど)は削除していないのに、いきなり背景が現代風になってしまいました。
4回目の画像
![](https://assets.st-note.com/img/1686234523466-IoO76RqKBu.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686234786823-mYKD13Y7vR.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686235072604-rwE1kSZcs5.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686235086903-nZmnr53ibC.png?width=1200)
これは、どう見ても2023年のパリですね。タイムトラベラーから、ただのトラベラーになってしまいました。
ただ、詩織の服がやはり少し古い感じで、顔も髪型も少し古い感じがしますね。
というわけで、
ここまで来たので、最後はSPYxFAMILYのヨルさん風に赤いセーターと白いヘアバンドで締めくくります。
結局、最後はこれが一番可愛いか!
SPYxFAMILYのヨルさん in Paris
![](https://assets.st-note.com/img/1686235782442-x9kkhyI8bD.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686235797604-BnOA5DVgnk.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686235805886-GcZyOJwnis.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686235816761-zq9Z30dkIK.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686236093279-O9Xbcdncj0.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686236906432-DmanLghWnz.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686236658396-wQX1OpBNsO.png?width=1200)
番外編
最初の画像をベースに、img2imgでDenoising strengthを0.8にして出力してみました。結構いい感じになりました!
![](https://assets.st-note.com/img/1686238880701-ZnZaSHqOPX.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686238890348-9jlJpkpuZX.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1686238900085-94nCsfFGrs.png?width=1200)