元気ぴんぴんな、おちびさん。
リビングのマットの上で、何やら元気な方が楽しんでいる。
うとうとしていた猫にロックオン。にゃー。
居場所を奪われた猫が、嫌そうな声をあげて、安全地帯を探してうろうろ。
うろうろする猫を目で追うも、高い位置に逃げられてしまった…。
さて、何で遊ぼうかな。と、目に入ったのば、バンボ。
知る人は知っている。赤ちゃん用のやわらかいプラスチック製の椅子のこと。
まずは、近寄ってみる。ポコポコと叩いてみる。面白い音がするね。
よいしょっと、手をかけて。「見てー(と言ってるに違いない)」
おぉ、しっかりと立っている。すごいね、君の足腰強いや。
ちょっと前まで「ミルク飲みすぎたんですか?ぶにぶに級に太っていますね」という感じだった、ムチムチバディ。
激しく動き回るお兄さんを追いかけたくて、6か月にはハイハイができるようになり、8か月には余裕で立っていらっしゃた。
「日々是研鑽」とはこのことで、毎日せっせと足腰を鍛えていたら、ぶにぶにはどこかへ消えて、すっきりしたフォームの赤ちゃんが仕上がった。
あぁ、母ちゃんも、毎日エクササイズした方が良いんだろうなぁ…。
なんてぼんやり頭で考えていたら、バンボに手をかけて立ち上がる遊びは終わり、バンボに噛みつく遊びが始まった。
ぷにぷに素材のプラスチックだから、かぶり!と噛みつくのが楽しいらしい。がぶり。きゃっきゃっ。がぶり。きゃっきゃっ。
「歯が生えました」の記事からあっという間に数か月が経ち、今や6本の歯を持ち合わせた次男。
とくに眠い時の授乳が危険という恐ろしいゾーンに突入。現時点で、私の左乳首はケガをしている…。
がぶり。きゃっきゃっ。ぜひ、バンボを噛んでおいてください。私じゃなくて。
楽しそうにしていたけれど、さすがに飽きたようで、きょろきょろ。何か面白いものはないかな。
お、かなり小さくなった風船を発見。4月末にお父さんのお誕生日会をやった時のだね。
風船が割れるなんて知らないベビーは、風船に向かって突進。空気がしっかり入っていた時も、元気よく風船の上にダイブしていた。バランスボール風。
面白いことにこの子はボール遊びが得意なようで、自分で投げて、取りに行く。前に投げて、取りに行く。と、セルフ遊びができる。
スポーツマンの夫曰く「ボールを目で追えている」んだそうで、長男にはないスキルを発見して喜んでいる。
ぽいっ。きゃっきゃっ。つかむ。ぽいっ。きゃっきゃっ。つかむ。
なんとまぁ、可愛らしい赤ちゃん。しかもつかんだタイミングでは、6本の歯を見せながら、笑顔。
さらにシボシボになりかけている風船を、つかみ、かじる。ぜひ、風船を噛んでおいてください。私じゃなくて。
ピンクの風船も飽きてきたようで、次の面白いものを探してきょろきょろ。
むむ、母ちゃんが転がっているではないか。史上最大級の笑顔で、突進してくる。ぷち怪獣が。
まだ言葉を話さない子って、あどけなくてかわいい。何を考えているのか、すぐに分かっちゃうのも、とても可愛い。
そんなことを考える隙もなく、突進。とどのように転がっている私の上に、よじ登ってくる。そして、向こう側に、どすん。きゃっきゃっ。
すごいね、乗り越えられたね。顔から着地しちゃったけど、大丈夫かね。きゃっきゃっ。
そして、思い出したかのように、また特訓が始まる。母ちゃんに両手をついて、よいしょっ。「見てー(と言ってるに違いない)」
すごいね。立てたね。しかもしっかりと立ってる。グラグラしなくなったね。
「ふふー。」ご満悦。歯茎まで見える笑顔。かわいい。
「見てー」お、すごいね。片手だけでも立てるようになったんだね。
「見てー」お、片手を上げてみてもバランス取れるんだね。なんだか『青年よ、大志を抱け』風だね。
あ、調子にのって両手を離したら、転がっちゃったね。でも、なんだか楽しいね。きゃっきゃっ。
そんなとても楽しいやりとりを、次男としていました。
えぇ、時間にして深夜2時から3時に。あぁ、眠い。