東京オリパラやってほしい。
1月4日月曜。ルヴァンカップ決勝の観戦に行ってきました。
もともと20年11月7日に予定されていた決勝が、コロナウイルスの影響で開催が延期。東京を中心に年末年始も感染が拡大する中、運営のスタッフや選手をはじめ、気を揉んでいた人も多かったんじゃなかろうかと思います。いろんな意見があると思いますが、ひとまず、無事に開催ができてよかった。
改めて、FC東京の選手・スタッフ・ファンサポーターや関係者の皆さん、おめでとうございます。柏レイソルの選手・スタッフ・ファンサポーターや関係者の皆さん、素晴らしい試合をありがとうございました。そして、運営に携わられたリーグ関係者やボランティアの皆さんも本当にお疲れさまでした。
試合結果については、特に書く必要はないかなと思うので、観戦を通じて感じたことを簡単に書きます。
キックオフの前、FC東京の東選手と柏レイソルの大谷選手から、それぞれメッセージ(選手宣誓とはちょっとちがう)がありました。
詳細については、(あんまり覚えていないので笑)割愛しますが、感激・感動しました(覚えてないのによー言うたなというツッコミが入りそうですが)。当日は24000人を超える観客がスタジアムにいましたが、来られた方みんなの気持ちや想いを代弁したメッセージだと感じました。
「苦しい」
このコロナの時代、多かれ少なかれ、大なり小なり、コロナの影響を受け、誰しもが苦しい思いやストレスを抱えていると思います。
両キャプテンからのメッセージは、観ている人のそんな思いを汲み取ってくれるようで(きっと選手やクラブチーム自体も苦しい思いをしていると思います)、グッと胸にくるものがありました。張り詰めていたものが少し軽くなったような。
そのとき、「こういう時代だからこそ、やっぱり、東京オリンピック・パラリンピックは開催してほしい」と心から思いました。頭というより心で感じた。
同じメッセージであっても、誰がいうかによって響き方は人それぞれだと思いますが、微力ながらスポーツに関わっているものとして、アスリートの発する言葉にはやはり力があると感じましたし、その言葉(思い)の力は試合でも体現されていたように感じます。
半年後に日本・世界がどうなっているかもわかりません。もしかしたらさらに悲惨な状況になっているかもしれません。もし仮にそうなっていたとしたら、やはり苦しんでいる人に勇気を与える人の言葉が必要だと思うのです。そして、もし今よりも状況が改善していたとしても、コロナは身体的にも精神的にも経済的にも中長期にわたる影響を残していて、苦しんでいる人もきっとまだまだいるはずです。そうだからこそ、アスリートの言葉や競技パフォーマンスから勇気をもらいたいと思う人がいると思うし、実際に勇気ももらえるんじゃないかと思います。
2011年東日本大震災で、日本全体が悲しみに暮れているとき、なでしこジャパンがW杯で初めて優勝を果たしました。あまりなでしこの試合を見たことがなかった私自身も、テレビに釘付けになったし、優勝にすごく勇気をもらいました。きっと、当時の自分はそういう勇気のもらえる何かを求めていたんだろうなと。
スポーツやアスリートには、人の苦しさをちょっと軽くする、そんな力があると確信しました。オリンピック・パラリンピック開催に向けた困難はいくらでも思いつきますし、簡単でないことも多いと思います。でも半年後の世界は、きっとそんなスポーツ・アスリートの力を期待していると思うし、いちスポーツファンとして、オリンピアン・パラリンピアンからたくさんの勇気(と感動)をもらいたいなと思うわけです。
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