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旧約ぐりんびー物語 4話 "🍠さつまいも畑にて🐰"

「今日はいい天気ね!
 みんなで、さつまいも畑に行ってみようよ!」と、ミミちゃん、ガブちゃん、ハリネズミのてっちゃんの3匹は畑に向かいました。

さつまいも畑では、
あんなに小さかった葉が ぐんぐんと大きくなっていました。

さつまいもの甘い香りに腹ペコガブちゃんは思わず食べたくなり、ガブリとしようとしました。

「ダメ!葉っぱ食べちゃダメだよ!。葉っぱには大切な役目があるの、光合成と言ってね、ここで栄養を作るの、そしてお芋が出来るの!」

と、ミミちゃん

でもガブちゃんは食べてしまいました

ミミちゃんは大泣き

「ガブちゃんなんて大嫌い!お芋できなくなっちゃう!」

「大丈夫だよ。また新しい葉っぱが出てくるさ、自然なんてそんなもんさ。」

って、てっちゃんが慰めてくれました

3匹は仲良くお水をあげて、ミミちゃんのお家でブルーベリーケーキを食べながら夕焼けが海に沈んでいくのを見ました。

「綺麗だね」

3匹はシルバーウルフに教えてもらったインディアンの祈りを声を揃えて祈りました。

美のなかを歩かせてください。
そして、赤と紫の夕陽を見せてください。

わたしの手に、あなたのつくったものを愛めでさせてください。

あなたの声を私の耳に届かせてください。
あなたがわが人びとに教えたことを、
理解できるよう 私を賢くしてください。

あなたがすべてに、
葉や岩のかげに隠した教えを学ばせてください。

私は力を求めます。
でもそれは、
きょうだいよりも強くなるためではなく、
いちばん手ごわい敵 自分自身と闘うためです。

いつでも清潔な手と、
素直な目であなたのもとへ、
行けるように準備させてください。

消えていく夕陽のように、
人生が消えていくとき
私の霊が恥じることなく
あなたのもとへ向かえるように…
インディアンの祈りより

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