ぐりんびープラスぐりんびーの虹色の風船 2/3母なるアナスタシア
虹色飛行風船の乗り心地は最高!
アナスタシアの住んでる
樫の木を
あちこち探しても
見つけられないミミちゃん
何故かって
この前の嵐の日に
樫の大木はもう倒れてしまったのです
そんなこと何も知らない
ミミちゃんは目をぐりぐりと
大きく開け
「この辺なんだけどなぁ」って
アナスタシアの樫の木を
探しました
ぐりんびーの仲間たちに
黙って村を出てきたミミちゃん
「やっぱり
一人は難しいねフクロウさん!」
フクロウ爺さんも
最近の事情はあまりわからず
2匹は困り果ててしまいました
——
友達っていいもんだよね
仲良しのガブちゃんは
ミミちゃんがいないから大騒ぎで
タイニィベアと2匹で
ハリネズミのてっちゃんに
相談したんだ
すると、
てっちゃんは親戚の野ねずみ
J.マウスに
木の子村と人間村の電波調査探知機で
『依頼:ミミちゃん失踪』メールをしました
しばらくして、、、
…ミミちゃんはアナスタシアに
会いに行き
アナスタシアは
嵐が来て大木が倒れ村はずれの
ラビホーム入居中と
報告メールが届きました…
だから結局何時ものお騒がせ
仲間達で
ワイワイガヤガヤ
村はずれのラビホームが
ミミちゃんの行き先だよーって
教えてあげに出発しました
運悪く
ミミちゃんの出発から
一部始終見ていた
ムッシュクロエがいたのです
黙ってられないクロエは
「たまには、うさぎ助けてもいいかなぁ〜」
なんて鼻歌交じりで
急いでミミちゃん探し
ご気楽仲間にゃ負けられん♪
俺様は
なんてたって村一番♪
野ねずみが、なんだって?
盗み聞きが一番さ
盗み聞きが古いなんて
俺様が一番さ〜♪
ミミちゃんがどんどんと遠くに
行きそうな気配を察して
ムッシュクロエは
撃烈飛行でひとっ飛び!
ミミちゃんの虹色の飛行風船発見
ミミちゃんどこに行くんだい?」
「アレレ!ムッシュ!
何処へ向かうもあたしの自由なのですけれど…
あなたはいつも大袈裟なのよ
それに
知りたがり屋さんだし」
「せっかく急いで
行方不明のアナスタシアの情報提供に来たけどそういう態度だったら内緒だからな…」
なんだか何も信じてもらえない
なんて寂しいクロエ
がっかりして、ひき返すそうとすると
「なに?
もしかして…
ほんとにほんとに…
大事なこと知ってるの?」
「そうこなくちゃ
僕だって空を自由に飛べる鳥さ
たまには良い情報だって
見つけたら
仲良くシェア可能 OKさ!
アナスタシアは
群れ外れの僕には
マンマミーア
サンダルチーア!
大切な存在だから」
胡散臭い何時ものクロエ
けど
藁にすがりたいって気持ち
よくわかったミミちゃん
騙されてもいいやって思って
「じゃぁ
アナスタシアの居場所
知ってるの?」
「うん」
と、小さな声で
照れくさそうなクロエ
優しさに慣れない事は寂しい
だって
堂々胸張れないのだからね
「早くこっちだよ」と
心の中で一万分の1くらいの正直
それもいいかもなんて
思わず誇らしい声が出て
「そう言われても
この風船の舵とりは難しいのよ」
すると
何処らともなく
「風よ〜
北北西に舵を取れ〜」と
東の魔女の声が聞こえ
ミミちゃんの虹色の光を浴び
風船は大きく揺れ
気絶して
風船ごと落っこちて
そこはちょうど
アナスタシアの目の前でした
「おゃまあー
ミミちゃんどうしたんかい?」
懐かしいアナスタシアの声
「アナスタシア元気だった?
やっと着いたのよ
そうそう
お土産代1つ目は知恵の帽子
大きな樫の木のどんぐり帽子
それからね2つ目はね
いつもの人参よ
何も知らなかったけれども
アナスタシア
嵐で大木が倒れて大変だったね
何もできずにごめんね
でもね…
一人で来ようと頑張ったけど
無理だった
ぐりんびーの仲間達がそっと
応援してくれたから
ここまで来られたのよ」
ミミちゃんはアナスタシアに
駆け寄って
大きくハグをして
大きな瞳に涙を浮かべ
こうして再会して
ウーン!ウーン!って大泣き
だって
ナキウサギのミミちゃんだもん
続く
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#アナスタシアのラビホーム
#一次創作
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