Adobe CS6 Illustrator Java6問題
概要
MacOSX10.12以降でAdobe CS6のIllustratorを起動またはインストールしようとすると、
「“ Adobe Illustrator CS6”を開くには、以前のJava SE 6ランタイムをインストールする必要があります。」
と表示され起動出来ません。
しかしながらこれは、起動時にJava6の存在をチェックしているだけで、ソフトウェアの動作には全く関係ないという一種のバグと言えます。
実際には、下記2つのディレクトリを起動時に確認するという行いによるもので、ダミーのフォルダを作ることで解決することが出来ます。
※Java6をインストールしなくても動作させることが出来ます。
/System/Library/Java/JavaVirtualMachines/1.6.0.jdk
/System/Library/Java/Support/Deploy.bundle
ただし、これらは/System/Libraryにあるため、ターミナルソフトウェアからのスーパーユーザーとしての操作でも操作することが出来ません。
リカバリーモードでRootlessを一時的に無効化すれば変更することが出来るので下記の手順で操作してみましょう。
しかしながら、この方法はディスクフォーマットがAPFSには適用出来なくなったようです。
手順
1. “Command+R”を押しながらMacを起動する。
2. MacOSユーティリティが起動するので、“ ユーティリティ”から“ ターミナル”を起動します。
3. ターミナルで“csrutil disable”とコマンドを打ち実行します。
“ Successfully disabled System Integrity Protection. Please restart the machine for the changes to take effect.”
と返答があれば成功です。
※なおAPFSフォーマットが採用されたため、この時点で該当部分のファイルは閲覧することが出来なくなったようです。
4. Appleメニューから“ 再起動”を選んで再起動すると、Rootless が無効化された状態で起動します。
5. ユーティリティフォルダにあるターミナルアプリを起動し、管理者権限(sudo)で、
sudo mkdir -p /System/Library/Java/JavaVirtualMachines/1.6.0.jdk /System/Library/Java/Support/Deploy.bundle
とコマンドを打ち実行します。
6. 1〜3までの手順と同じ方法で、今度は“csrutil enable”をコマンドを打ってRootlessを再度有効化させます。
以上となります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?