【映画(3部作)】「魔界探偵ゴーゴリ シリーズ」を見て
【※注意※】ネタバレします。
三部作あって長いかとおもったのですが、
中は推理サスペンスのように、何話かで構成されている短編ストーリと
全体がつながっているストーリー構成となっていて、
細かく短編を解決していきつつも
大きな謎に迫っていく感じが1本見終わっても
次を続けてみたいと思うような展開でした。
【1作目】魔界探偵ゴーゴリ 暗黒の騎士と生け贄の美女たち(吹替版)
謎の主人公が謎の事件を捜査する助手となり、
ある村へやってくるという内容。
主役の作家は自分の作品の世間の評価に押しつぶされ
自分の作品の本たちを買い漁っては、
毎晩のように自宅の暖炉で酒を浴びなから焼き捨てていた。
この男には先代の時から仕えている使用人の男がいて
食事や移動の手配などお世話はすべてこの男が行っていた。
いつも彼を心配ながも仕えていた。
作家の仕事だけではなく
警察の事件現場の状況をまとめる書紀もつとめていた。
彼には少し不思議なところがあり、
事件現場を見て書紀をしていると、
その事件のおきた時の状況や内容が現実で起きているかのように、
体験や夢のように見る事ができた。
あるお屋敷の事件で書紀として対応した際にも
その発作は起きてしまい、警察官に小馬鹿にされてしまう。
現場に後からきた凄腕の探偵の男が彼の力に興味を引く。
そして彼の見た内容をもとに犯人を無事捕まえる事ができた。
その事がきっかけで、探偵と一緒にある村に出向いていく。
そこでは悪魔や魔術などの心霊ごとが今も信じられ
事件などが起きるとそういうものの仕業という噂になっていた。
そんな村の為、外からやってきた捜査官2人を怪しまないわけがない。
追っている事件の中、主人公の発作が起きては、
事件の糸口となって進んでいく。
1作目の半ば事件を追い詰めたと思われたが、
探偵が火事に巻き込まれ死んでしまう。
探偵もいなくなり、事件も解決したかのように見えたが、
少し気になる事が気がかりで、この事件が終わっていないと
主人公は村に戻り本当の犯人を探し出そうと立ち上がる。
はじめは弱々しいのだが、ストーリーが進むにつれて少し男らしくなっていく。
【2作目】魔界探偵ゴーゴリII 魔女の呪いと妖怪ヴィーの召喚(字幕版)
村の中で様々な事件がおいていく。
村の奥に大きなお屋敷があり、そこには伯爵と婦人が住んでいた。
少し前に引越してきたということで詳しい素性などはわからない。
そんな中、亡き探偵の残したトランクボックスの中に
手がかりを残したということで、開けてみると、
そこには、主人公の出生の秘密が描かれた秘密の書類が入っていた。
他の人には見つからないように自分だけで確認する。
自分の出生が闇に関係しているような事が書かれていた。
村で起きている事件の中で水の妖精という女性が
彼に好意を持ち、色々と手助けなどをする。
その他にも、村の中で鍛冶屋を行う小さな娘をもつ大きな男性
医者なのに、昔のトラウマで生きた人間の手術が出来ない飲んだくれの男性
何かと主人公を疑う村の警察所長の男性(たまに所長の右腕として動く部下の男性)
色んな事件が起きるが
普通の人間が欲望にまみれて起こしてしまう事件などもある。
少しづつ謎が溶けていく中、
村の奥に住むお城の婦人と主人公は相手を好きになっている事に気づく。
また自分は一人っ子だとおもっていたが、
生まれてすぐに亡くなった兄弟が数人いることがわかった。
主人公の両親な悲しみや絶望に落ちていた、
そんな中、父親に声をかけていた怪しい男の声に耳を傾けてしまう。
【3作目】魔界探偵ゴーゴリIII 蘇りし者たちと最後の戦い(字幕版)
いよいよストーリーは最終章
結論だけ書くと
お城に住んでいた婦人が黒騎士(村の事件の犯人)。
彼女は呪いにかかって年を取らず、ただ、呪いの通りに
30年ごとに13人の娘を捧げないと自分が死ぬと
そのため、30年に一度この事件は起きていた。
そのたびに黒騎士が現れていた。
彼女は生きていた時、人を愛するということがわからずにいた。
だが、主人公の彼にあって初めて人を好きになった。
彼女の姉や、鍛冶屋の娘がやってきて魔女の力を使って事件は解決した。
姉は秘密組織に連行されていった。(探偵は実は死んでいなく、秘密警察の1人だった)
主人公が好きになっていた婦人は彼を守って死んでしまった。
事件は解決し、家に帰ったが
酒に溺れる毎日になっていた。
唯一彼女のつけていたブローチをみて彼は本を書き綴った。
ストーリー展開が思っていない方向に転がっていって
なかなかの見ごたえのある内容でした。
少しグロいシーンがあるので、注意してみてください。