【映画】「トランス・ワールド(吹替版)」を見て

【※注意※】
ネタバレします。

男女の強盗をするシーンから始まる。
女の方が金庫を開けさせようとするとき、
店主が「お前の人生はそれでいいのか?」と問いかける。

シーンが切り替わり、
どこかの森の中をさまよう女性が1人。
エンストした車で彼を待っていたが、帰ってこなく森をさまよっていた。
そこで小屋を見つけ、男性に出会う。

男性も車が故障して、森の中の小屋に数日いるという。

森はどこまでも続いていて、人の気配もない。

そこにまた1人映画冒頭で出てきた強盗犯の女性が1人現れる。

彼女もまた、彼氏と喧嘩をし森に置き去りにされ1人。

森を散策しても、必ずこの小屋に帰ってくる事に気づき、
何かがおかしいと思い始める。

森を散策していると地下の部屋のような場所を見つける。
そこには年代もののワインや地図、缶詰などが残っていた。

食べ物だけをもらい、また歩き出がやはり小屋に戻ってしまう。

ひとまず食料は確保出来た為、食事をとった。

翌日銃をもった軍服のようなものを着ている男が現れ、
三人を捕まえてしまう。

命の危機を感じながらも、彼らはある共有点があることに気づく
みんな同じペンダントを持っていて
そこには同じ女性の写真が入っていた。

軍服の男は戦時中になくなった三人の先祖だった。

そして彼らは、自分の子供たちとあっていただのだった。
はじめに森でさまよっていた女性が生んだ子が、
強盗犯の女性で、その息子が、彼であった。

不思議なことに、全然違う時代から、
この戦時中の場所に集まってきてしまっていた。

みんな未来で起きる自分たちが死ぬところを夢で見て
それがきっかけで、その次の子供の人生を不幸にしたと後悔する。

軍服の男が戦死したと聞いていた孫は
あの地下部屋に連れて行って助ければ、
自分たちの未来もかわると考える。

ちょっとしたやり取りの中で、
強盗犯の女性が銃で撃たれ死にかけてしまう。

そんな中、軍服の男を助ける為に、
地下部屋に連れていこうとするが、
戸惑う先祖の男にうまく通じない言葉で必死に訴える。

半信半疑だったが、空爆が始まり地下部屋に入った瞬間に、
さっきまでいた小屋が爆発、先祖は助かり、

彼女たちはすべてその世界から消えていった

シーンが切り替わりはじめの強盗に入ったお店に似た場所で
強盗犯になるはずだった彼女が幸せそうに商品を買って外に出ていく。

が、そこに別のカップルがきて、女性の方が金庫をあけるように命じる。
店主はまた、「お前の人生それでいいのか?」と問いかけシーンが切り替わる。

そこでは、子供を生んですぐ死んでいまった母と、
強盗犯になるはずだった女性の浸りが仲良く海岸を歩くシーンで終わる。

自分の人生は自分のものだけだと生きている現代人ですが、
どんな人にも、先祖は必ず居て、自分がここにいるんだ。
そしてその先もつながっているという事を感じさせる映画でした。


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