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新#3 しかも、なぜかくつまではいてるというべんりさ。

よっしゃ、聞いてくれよな!

今日話したいのは、物事をスムーズに成り立たせるための最強ツール「論理性」についてだぜ!

つまり、筋道がバッチリ通ってて、理屈がピシッと決まっていれば、疑問は一切ねぇわけ。そうやってできりゃ、誰もが納得しちゃって、社会での居場所も確実にゲットだぜってこと。もしあんたも何かのオタクなら、こういうブレない土台があれば、マジでカッコいいぜ!

さて、ここで見てほしいのがこのコマだ!

手放しで受け入れているから、のび太の手はパーなのかも!

てんとう虫コミックス39巻の「ぬけ穴ボールペン」からの1コマ。テレビで見た時代劇の影響を受けたのび太が、いざという時に抜け道(抜け穴)を欲しがった訳。んでドラえもんが、未来の秘密道具「ぬけ穴ボールペン」を出したのさ。で、このシーンは、のび太が自室から抜け穴で外に飛び出す瞬間のって事。

このコマの何が凄いかって?のび太の部屋から外に出るとき、靴の描写は一切ナッシング!当然だよね、玄関を通らずに外に出たんだもん。そんで唐突にこのコマの、このセリフが来る訳。

あのさ俺は日々、企画書とか提案書、作業要領書とか作ってるわけだけど、そこでは細かい数字や解釈、展開のシナリオなんかをズシリと積み上げるのが当たり前。

もしそこがグチャグチャなら、仕事にならねえし、金ももらえねぇ。逆に言えば、論理性が全ての基盤になってて、いろいろと準備万端の上でしか、予想外の事態にも臨機応変に対応できないんだよな。悲しいけどこれ、現実なのよね。

そんなちいせぇ俺の目の前で、F先生のでっけぇ神業みたいな物が炸裂してるんす。

正直、これは全て俺の妄想だけど、もしかしてF先生、靴の描写をわざと省いたのかもな?だって抜け穴だもん。靴なんてある訳ねぇじゃん?

そしたら小学館の編集者に「外に出るときは靴履いた方が教育上良くないっすか!小学生が読むんですよ!」なんてブチ切られたちゃったのかも。

はたまた先生自身が途中で「あれ?これじゃ靴下で外に出るじゃん」と気づいたとか……

もしかしたらそんな葛藤があったのかも、なんて思わせてくれる余韻というか、こういう考えさせてくれる余白がたまんねえんすわ。

そこで来ました、天才F先生の逆転劇!
「しかも、なぜかくつまではいているというべんりさ。」
うーん、これよ。(Tasty)

「べんり」って、マジで魔法のワード!包括して、さらに包括してる。内包の上に内包してる。読者は、自然に納得しちゃう。マジで丸め込まれちゃう。

なぜなら、ここには2つのキーポイントがあるからだ。

1つ目は論理そのもの。
ドラえもんは未来から来たロボットだし、秘密道具は常に未来の技術で、基本的にめちゃ便利!どんな不可解な現象でも、未来のガジェットがあれば整合性バッチリ。SFならではの“不思議さ”を、読者は自らで全力受け入れられるわけだ。

2つ目は、のび太の描写!のび太への共感
彼にとって、部屋から外へつながる抜け穴を出た時に、急に靴を履いてるってのは間違いなくプラスの出来事だぜ!「ドラえもんの言うことは確かに便利だ」って、疑うことなく丸ごと受け入れる。彼の無条件の信頼、その表情を想像してみろ!疑問もなく、ただただ感動に浸る姿は、読む俺たち読者にも全力で伝染するんだ。

そうだよ、伝わるんだよ、心で!

俺たちはドラえもんを読むとき、いつも等身大ののび太に自分を重ね合わせる。彼が100%で受け入れてるなら、読者も自然と受け入れざるを得ない。そう思うんよな。

そしてもしこれが、F先生が意図的に仕組んでいる高度なテクニックだとすれば、マジで偉大すぎる!至高の存在過ぎる!もちろん、全然違うかも知んねーけど!

でも確かに言える事としてさ、こういう構造ってのは、単なる感性の爆発を超えて、読者の子供たちが疑問なく楽しめるように作り込んである。って事なんだよね、だから今でもドラえもんは、時代を超えて愛され続けるんだ。

つー訳で今日話したのは、F先生の天才的な神業の解説だぜ。

皆も、何か説明しにくい事の説明を求められたら、一発「べんりさ」を解いていこうぜ!

以上

↓元記事

#1コマでどれだけ語れるかチャレンジ
#考えさせるドラえもん

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