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上高地(長野県)、車なしでいく探鳥旅
春の渡りも済んだ夏、都市公園には留鳥しかいない。(充分かわいいけど) 何より暑い。そうだ、標高をあげよう!
そうして7月のある日、ほぼ日帰りで行った長野県の上高地レポ。
\7月の上高地の車なし探鳥の私的レビュー/
探鳥 ★4
観光 ★5
アクセス★3.5
総合 ★5 感想「今すぐまた行きたい」
上高地って?
飛騨山脈南部の長野県側、梓川上流にある景勝地である。中部山岳国立公園の一部ともなっており、国の文化財に指定されている。標高は約1,500m。全域が松本市に属する。(wikiより)
上高地を知ったきっかけはyoutubeだったと思う。優秀なアルゴリズムが私におすすめしてきたのを見てまんまと目がハートになったのです。私は全然知らなかったけど有名な観光地のようです。避暑地ですね。
冬季は封鎖されて入ることができません。例年4月中旬〜11月中旬のみ入ることができるとのこと。真冬の雪とんでもないんだろうな。
上高地のことは公式HPを見れば大体わかります。あとはyoutubeでvlogだ。
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東京からのアクセス
観光地なら車を持ってなくても行ける手立てがあるはずだ!と調べると、そもそも上高地は「マイカー規制」で自家用車で入ることができないんです。お車の方は最寄りの指定駐車場に停めて、そこからは指定バスかタクシーのみ。
電車やバスを乗り継いでそのお車の方々が乗るのと同じバスで上高地へ向かう方法もありますが、新幹線と在来線とバスと…って結構大変そうで。さらに探鳥は早朝であることが重要ですよね。
というわけで私たちは「夜行バス」で向かうことにしました!
新宿、渋谷、東京などから上高地まで一気に行ってくれるんです。(※途中いくつかの停留所に停まりますが終点が上高地なのでマイカー規制云々の面倒な部分をスキップできます)
しかも夜行バスですから到着は早朝5時代とかです。なんて車なし探鳥にぴったりな行き方でしょう。加齢とともに夜行バスがキツくなってはいますが背に腹は変えられない!
私たちは渋谷発にしましたが、直前に突然行くことにしたので新宿発が空いてなかったというだけの理由です。どこ発でもあまり変わらないかなと思います。
料金は片道10000~14000円前後と東京〜長野間の距離にしてはちょっと高いな?と思いましたがマイカー規制云々の色々があるし、山道をバスが走るわけなのでまあ仕方ないかなと思いますね。自家用車を持っていたとしても高速代や駐車場代とそこからのバス代はかかるわけですし。新幹線などを乗り継ぐよりは少し安いまであるんじゃないでしょうか。まあ時間はかかるし渋滞の可能性もゼロではないですが…
「上高地 夜行バス」で調べると、朝発お昼頃着のものもありますね。でも探鳥目的だとやはり夜行になるのかな〜と思います。事前に予約していきましょう。前日でも空いてれば予約できました。もしくは昼行バスで行って泊まって翌朝探鳥するかですね。
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上高地は天気が重要
「上高地 vlog」でyoutubeを見まくって、これは晴天の日に行かないとダメだなと感じた私は直近の上高地晴れの日を探し、あれ…それって明後日だな。ということは明日の夜バスってこと?よっしゃ予約しよ!の脅威のスケジュールで行ったんですが、これが本当に正解でした。
前日が大雨などではない晴天の日。(ついでに言うと平日)これに限ります!知人に上高地行った話をしたら「自分が昔行った時は雨で大変だった」と切々と語ってました。笑
カレンダー通りのお仕事の方にはそんな強行スケジュール難しいのは重々承知ですが、できる限り晴れの日を狙っていくことをおすすめします。
あと晴れてても前日が大雨だと地面がぬかるんでいたり、川の増水でハイキングルートが一部通行止めになっている場合などもあるので少し注意したほうがよさそう。とはいえ山の天気は変わりやすいので晴れ予報でもレインコートは持っておきましょう。
晴天の日に行く方が当たり前ですが景色が大変美しいです。せっかくの遠出ですからね。
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いざ到着!歩いたルート
大正池バス停で下車、時間は朝5時半くらいかな。
バス停降りてすぐに綺麗な公衆トイレがあります。横にちょっとしたベンチもあるのでそこで日焼け止めとか虫除けスプレーとかの準備を整えて探索スタートです。上高地はどこも公衆トイレが綺麗でしたね。
河童橋周辺以外には基本売店ないので、夜行バスに乗る前に朝食と水分、お菓子を買っておきましょう!私は渋谷駅でパン買い込んでここで食べました。
もうこのバス停の時点でたくさんの野鳥の声が聞こえてきます。遠くにホトトギスの声も聞こえたような…
私たちは大正池〜河童橋〜明神池〜河童橋に戻るルートで探索しました。
そういえばyoutubeにvlog載せてたんでした。野鳥は全然出てきませんが
河童橋までのルートを歩いていた時間は早朝なのでまだ人も少なく、ほとんど人を気にせず探鳥できました。アオジとウグイスが競うように囀って。
しかしだんだん時間が経つにつれ人が増えてくる印象。河童橋〜明神池のルートは川を挟んで二つあるんですが、この日は片方が通行止めだったんです。前日の雨の影響かな?それでもう片方の道に全員が集合してしまうことになるので結構混雑し始めて。
全く探鳥できないわけではないものの、人がすれ違いにくい道幅の場所も多くじっくり立ち止まって探鳥できたかというとちょっと怪しいです。またこのルートはこれから登山に向かわれる方が通る道でもあるため、その方たちはヒョイヒョイと進んでいきます。そんな中ずっと立ち止まるわけには行かないですよね。
ただとにかくどこをみても景色が美しく、じっくり探鳥できずとも歩いているだけで幸福度がものすごいので全然気になりません。ニホンザルもいました。
大正池〜河童橋までは比較的整備された木道を歩くだけでアップダウンもほぼなく全然疲れずに楽しく歩きましたが、河童橋を越えるとちょっと歩きにくい地面やアップダウンが含まれ始めます。スニーカーは絶対で、できればトレッキングシューズなどの方が良いでしょう。パンプスやサンダルはもっての外だと思います。なのでスカートもやめた方がいいと思いました。
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しかし空気が美味しい。7月なのに涼しい。どこをみても水が綺麗でため息が出る。野鳥の声いっぱいする。姿はあんまり見つけられないけど…
見れた野鳥
なんとかコサメビタキ、ゴジュウカラやいつものカラ類混群、キセキレイ、アオサギ、マガモ一家、アオジ、ウグイスなどを観察できました。有名らしいコマドリは見つけることができず、リベンジしたいですね。
明神池前の食堂で美味しいお蕎麦と岩魚を食べて、拝観料を払って明神池も。幻想的で感動しました。明神池は遠くの対岸に恐らくマガモがいました。あとはハクセキレイもいたかな。
ちなみに体力無さすぎて河童橋〜明神池の真ん中くらい?で少し道を逸れて河原にレジャーシートひいて休憩しました。みんな体力ありすぎるな…なので体力に自信ない方はレジャーシート持ってると良いと思います。あとグミとか塩分飴とかのエネルギー補給お菓子もね。
再び河童橋に戻ってくる頃にはヘットヘトで、カフェに入り休憩。河童橋の周辺にはカフェやお土産屋さんがいくつかあります。野鳥グッズも結構あったよ!
そうして上高地バスターミナルから16時台発の渋谷行きバスに乗って帰りました。22時ごろに渋谷着です。渋滞でもう少し遅れたかも。
当日バス停で予約もできそうな雰囲気ではありましたが、行きのバスを予約した時に帰りも予約しておくのが良いでしょう。上高地のHPを見ればどのルートが何分で歩けるか書いてありますので帰りのバスに合うようにルートを決めると良いと思います
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まとめ
ここまで読んだらわかると思うんですが、野鳥、大して見れてなくね??っていう。葉っぱが生い茂ってる時期だったし、平地では暑くて探鳥なんてしてられない気温でしたから少しでもみれて嬉しかったですね。やはり都市公園と比べると野鳥の警戒心が強いように感じます。唯一間近でみれたのはマガモの幼鳥だけでした。
野鳥はそこまでだったとしても、あんまりにも景色が良くて本当に行って良かったです。そして絶対にリピします。今年の閉山の前に1度行きたいと思ってます。紅葉すごく綺麗そう!
私は探鳥も好きだけど、観光を楽しみたい気持ちも同時に同じだけあるので車なしのアクセスも含め、総合点で★5です。
上高地はその点、素晴らしいバランスでした。なんてったって何にもありません。いや語弊があるな、「景色を楽しみながらハイキングをする」ことが全体の8割くらいを占めているという感じでしょうか。カフェや宿泊施設もありますし登山客の通過地点という面もありますが、基本は余計なものがないという感じ。雄大な景色!以上!!っていう。
でも宿泊したら星空も綺麗だろうなあ。食事も美味しそうです。しかしまあ立地のせいもあり全体的に宿泊費用が高いですね。どうせ私は半日歩き回って探鳥したらヘトヘトになって翌日使い物にならないので夜行バスで行って翌午後帰るのでちょうど良かったと思います。夜に出かける場所があるわけでもないしね。泊まればさらに早朝から探鳥できるという大きな利点はありますが熊が怖いし。。そう、熊の生息地ですから熊鈴絶対持っていきましょうね。私が行った日も熊でたみたいです。こわいよ〜
そんなわけで夏に東京で探鳥して全然いないやんけ〜!となる車なしの方には上高地、とってもおすすめです!!