そうだ 氷河、見よう。
ノルウェーのオッダというところで、翌日の登山の足ならしのつもりのハイキング。
現地のおばあちゃんに教えてもらった道を歩く。
このあたりからやっと、インフォメーションセンターで教えてもらったように一本道になった。
目指しているのは、下の写真の谷になったところに見える、上が白っぽい山。この白は雪ではなくて、氷河だそうだ。
あんなところまで本当に軽いハイキングで行けるのか?ここまで来るのに1時間以上かかっているけれど。
まいっか。
流れる川が澄んだ水色。澄んだ水のにおい。
デンマークに住んでる友人が、一人旅の私を気遣って何度もLINEをくれる。
「この場所は空気が澄んでて肺が洗われるー!」と伝えたら「洗われるの、肺か。心じゃなくて。笑」と返事があったっけ。
トップ写真の馬ファミリー、行きの道では仔馬が爆睡中。きもちよさそ〜♡
流れが激しくなってきたよ。
この川は雪どけ水じゃなくて、もしや氷河どけ水なのかな。
緩やかな上り坂の一本道を歩いていると、たま〜にハイキング帰りの人や、この辺りに住んでる人とすれ違う。
どの人とも、数メートル先で自然と目が合って、お互いニコっと笑顔になって「Hei (ハイ)」と挨拶を交わす。
なんか、これだけですごくあったかい。
日本で山に登っても、登山ルールみたいな感じですれ違う人と挨拶はする。でもほとんどの人が目を合わせないし、社交辞令というか、ただのマナーというか、言葉を発するだけ、になっている感じがする。
私も挨拶なんてそんなものだろうって思ってたな。
しばらく歩いて山のふもとみたいなところにたどり着き、牛?馬?チューバッカ?みたいな動物を横目に、登山ルートに入った。
さくさく、ガシガシ、ほぼ無心で登っていく。
ちょっとひらけた場所に来た。お、氷河が近づいた。
このあたりから、徐々に険しくなっていく。
インフォメーションセンターの人、これは軽いハイキングなのかね?そうかね。この国では軽いのかね。
(こんなに人が詰まってることはほとんどない。この時たまたま。)
岩場登りは結構好き。山道を一定のリズムで登っていくときより、ずっと楽しい。
でもさ、想像以上にシャープで荒い山だなここは。
くだってきた現地のハイキング慣れしてる感じの、私より10歳くらい歳上かな?くらいのお姉さんに「先はまだ長いですか?」と聞いてみたら、「ううん、氷河の近くまではもうすぐ。でも岩が鋭い場所が続いてるから気をつけてね😊」と。
よかった、もうすぐ。
岩場でいつも元気をくれる、こういう小さな草花たち。
ありがとう。
氷河、本当に水色だ。写真だとうまく見えないかも。
いちばん近づけてこの辺までだった。
川に道を遮られて、この先行けるのか行けないのかよく分からない。
もっと近くで見たくなったらその時に氷河を目指すルートを調べて来よう。
今日はもう帰る!明日筋肉痛になっちまう。
くだりで出現したレインボー。
ノルウェーにようこそ🌈って言ってくれてるみたいだった☺️
自然はやさしい。
(8月の北欧旅の記録)