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夏のエストニア
ヘルシンキからエストニアのタリンへ、フェリーで2時間くらい。
北欧よりも物価(税金)が安いため、フィンランド人もよく、酒をごっそりエストニアで買ってくるそうな。
ヘルシンキのフェリーターミナルは、なんて空にマッチするんだろう。
船に乗って、船内を探検して、ビュッフェでちょろちょろ食べたり飲んだりしてるうちに、すぐ到着。タリンのフェリーターミナルから少し歩くと旧市街が見えてくる。
あの真ん中に見えてる高い塔には行くつもりだよ。
お、なんかヨーロッパの街角って雰囲気。
石壁にアート作品たち。
街角アーティストが売っているのだと思うけれど、青空の下で石壁に並ぶ作品ってすごくナチュラルにキラキラして見える。絵が生きているように感じられる。
アレクサンドル・ネフスキー大聖堂。ロシア正教会っていうのは分かっていても、めちゃくちゃロシアっぽい!と思ってしまう。そりゃそうなんだけど。
空が眩しい時間帯だから上見てると眩しくてたまらない。それでも見ちゃう、見たい。よく見たい。
たくさんの人たちが祈りを捧げに訪れていたので中に入るのはやめて、適当に道を歩き始める。
おわっ!あれって…
ディメンター!?吸魂鬼!?
「エクスペクト・パトローナム!」って呟いた人は私だけではないはずだ。
でも手を合わせているから、悪者ではないのかな。私、ど失礼なのかな。ごめんなさい。
この扉をくぐって階段をのぼったら…魔法の世界に行けちゃう?ような気がしてしまう。
まだハリポタ引きずってるやん。
壁から半身でてるこの人の手にリンゴのっけたい。
高台に出るとタリンのオレンジ屋根の街並みが見渡せる。カモメくんが、オレを撮れと言わんばかりにポーズを決めてくれた。
パステルカラーの家々って、優しい楽しさが空気に漂う感じ。
こういう空と緑の自然な色合いに調和するカラーの世界が好き。
さて、そろそろ高い塔に登ってみよう。
入口がまた…中世にタイムスリップするみたいじゃないか。わくわくするぞこのやろう。
おー…
おおー…
簡易的な椅子があるけど、誰もここでは休んでない。年配の方も休んでない。なんか分かる。笑
めちゃくちゃ長い螺旋階段を登りきると、屋根裏みたいなスペースに出て、
最後に梯子のような階段をのぼると…
ひょえ〜高ーい!
この展望台って、屋根の周りのわずかな足場を歩くので、足がすくむ感覚を覚える。
時々屋根に手をかけて体を支えるほど狭い。
フェリーが見えたよー。
屋根の縁を一周して、落ちたら死ぬ、の気持ちと背中合わせで楽しんで、また階段をひたすら下る。
はーいい運動。
お、ハロー。
観光用かもだけど、タリンでバス(?)はこれしか見かけてない。乗ってなくても楽しいよ。利便性は大事かもだけど、楽しさをそっちのけにしてないところってやっぱり街が元気な感じ。
そろそろ木陰でひと休み。
ここのホットチョコレートは濃厚だけど甘すぎず重すぎずで、意外とすんなり飲みきってしまった。
でも、ポテト食べたい…笑
このへんでタリンの旅は終わり。