自己紹介(僕が始めた理由)
多様な分野で活用されるマインドフルネスをお伝えできればと思って始めました。30代後半、2児の父です。
僕がマインドフルネスを始めたきっかけは、娘でした。
小学校に入学したばかりの頃、学校に行きたくないと、毎朝泣いてて。
保育所とは違う雰囲気や環境。友達がいない中(近所の保育所に入れなくて)、どうしようといった不安を、娘は小さな体いっぱいに受け止めていたんだと思います。
でも、当時はそれに気づけなくて。環境が変化すれば、しんどいのわかるけど、じきに馴れるかなと安易に考えていました。
夜にゆっくりお話しして、明日は学校に行けそうと言ってたのに、朝になると、難しくて。駄々をこねたり、ベットから起きられなかったり。すると僕か妻が会社を遅刻したり休むしかなく。穏やかに話せる日もありましたが、ついイライラして、声を荒げてしまう日もありました。(今、振り返ると本当にだめな親だなと思います)
模索する日々
どうすればいいんだろう………。
何をしてあげられるのだろう。
気分転換したらどうだろうと、休日におでかけをしたり、近くの公園で体を動かしたり。だけど、あまりうまくいきません。
そしてある日ふと、娘が保育所の頃のように、笑ってないことに気づきました。笑顔は見せるのですが、その笑い声は乾いてて。楽しそうに見せていただけで。
いつからこんな風に笑っていたんだろう。それすら思い出せない自分が情けなく。そして、そうさせてしまったことに申し訳なく。
だけどどう謝ればよいのか、どうしたらよいのかわからず、思い悩む日々が続きました。
僕に何ができるのだろう。
まずは、とにかく心から笑って欲しい!
モノマネをしてみたり、幼い頃に笑ってくれた一発ギャグをしてみたり。だけど、彼女の笑い声はどんどん乾いていくばかりで。(僕がサムイだけだった説もあります)
力いっぱいぎゅっとしたり、寝つきが悪いので、眠れるまでベッドに寄り添ってお話ししたり。少し落ち着く時もありましたが、また朝になれば戻ってしまいます。
育児の本やネットを読んでも、どうしたらいいかはわからなくて。学校に相談しても、大きな改善はなく(悪い先生ではないけど)。
病院で不安感を減らす漢方の薬をもらっても飲みたがらず。それを無理やり飲まそうとしても娘の目から涙が零れて。どこまで強く言うべきなのか……このやり方で良いのだろうか。
妻と一緒に葛藤する日々が続きました。
マインドフルネスを始める
薬を使うことなく、不安やストレスを減らせると知り、試してみたいと思いました。でも瞑想って小学生にできるのかな。ということで、まず僕が試してみました。
科学的根拠があって、怪しくなさそうな団体がしているのを探して(他が怪しいと言っているのではなく、僕が少し疑い深いだけです。悪しからず)、オンラインの連続講座に申し込みました。
実際にマインドフルネスを体験してみると、小学生にさせるのは、なかなか難しそうです。瞑想時間の長さとか向き合い方とか。
ちょっと諦め気味だったのですが、とりあえず続けました。
すると違う効果がありました。
子どもにマインドフルネスをさせるよりも、親である僕がマインドフルであることの方が重要でした。
子どもの今に寄り添って、娘の感情や状態に気づこうとすること。
同じ声かけでも、今日の娘と明日の娘で反応が変わるのは当たり前で。育児本のエッセンスは大事だけど、いついかなる時も万能ではないのです。
今でも良い親になれているかはわかりません。だけど、あの頃よりはマシになっていると思います。
大切なことは今の子どもの気持ちに気づくこと。気づこうとする姿勢。
そして親が自分の気持ちや状態に気づくこと、衝動的な感情に支配されないこと。
子育てにマインドフルネスを活用した論文は多く、その効果が示されています。それにマインドフルネスは人間関係や仕事にも役立ちます。
過去に戻ることはできないので、今の娘たちにしっかり向き合うこと、そして、同じようにしんどい状況の子どもさんや悩める親御さんがいたとしたら、何かのお役にたてたらいいな。
そう思って、マインドフルネスのこと(僕の拙い経験論ではなく)を少しでもお伝えできればと、勇気をだして色々と活動を始めてみることにしました。
もしよろしければお付き合いください。
どうぞよろしくお願いします。