眠っている遺伝子のスイッチをONに切り替え、可能性を大きく広げる
子ども達の夏休み中は、
思うように本が読めず…
部屋の片隅で積ん読状態でした!涙
今日ご紹介する本は、
【遺伝子学者と脳科学者の往復書簡
いま、子どもたちの遺伝子と脳に何が起きているのか】
村上和雄
川島隆太
遺伝子学の専門家と脳科学の専門家の対談を、
あえて「手紙のやり取り」という形に再構成された読みやすい1冊です。
子育てジャンルの本はよくよみますが、
私は個人的にこういう科学者の根拠あるお話が好きですね。
特に面白かった話(小見出し)はこちら^ ^
「ポジティブ・ストレスで遺伝子のスイッチをONにできる」
「遺伝子の個人差は誤差の範囲」
「脳はいつまでも鍛えることができる」
「ノーベル賞学者を生み出す研究室と、そうでない研究室」
「手取り足取りが想像力を低下させる」
「目標が、負荷に耐える遺伝子をONにする」
「比較の対象は他人ではなく自分自身の成長」
「子ども達を退屈に追い込もう」
また、心に残った言葉が、
(たくさんあるので選ぶのが難しいですが)
村上和雄先生の手紙のなかの一節。
『…遺伝子情報に書き込まれながらも、
いまだに発揮されずにいる力や能力を、
じつは私たちはたくさん持っている。
単に遺伝子のスイッチがONにならないために、発揮できないでいるわけです。
この力を発揮することができれば、
私たちは自分の可能性を大きく広げることができるはず。
それが、眠っている遺伝子のスイッチをONに切り替える、ということなのです。
自分自身の遺伝子のスイッチばかりではありません。
大人の掛け声や励ましによって、子どもたちの遺伝子スイッチをONに切り替えることで、
彼らの未来をつくっていくことができるのです。』
子どもを伸ばすのも逆にするのも、
ほんのささいな言葉掛けだったりするのですよね。
親として、そのあたりの責任も持ちたいなと思いました。