クラウドファンディング「【旅する星の王子さま書店】童話『星の王子さま』専門の移動型書店があなたの街に!」のリターン、それぞれの星の貸本棚について色々考えた件
ひょんなことから、とあるクラウドファンディングを知った。
「【旅する星の王子さま書店】童話『星の王子さま』専門の移動型書店があなたの街に!」
『星の王子さま』といえば、私は大人になってから絵を再開したので、最近は作中の飛行士にとても親近感をもっている。
私にとっての『星の王子さま』やサン=テグジュペリについて書き出すと長くなるので、それはまた別の機会にでも。私はどちらかと言えば『人間の大地』のほうが好き。
それはさておき、クラウドファンディングだ。
リターンの中で最も興味深かったのは、物語の中で王子さまが訪れたそれぞれの星をテーマにした貸本棚。
Twitterでつぶやいたところ
あたたかいお返事をいただき感動した。
私は埼玉県熊谷市の太原堂で棚を借りている。しかし、りっぱな棚主ではない。ほとんど棚の世話をできていない。太原堂の経験を通し、本を仕入れて売るのはとても大変ということを知った。それから、最近は他の誰かより自分の何かを置きたい気持ちが強くなっていた。
かといって、本なんてそんなに簡単につくれるものではない。かつて、ISBNについても調べたことがあるけれど、JANコードとセットだからものすごい金額になることを知った。私にはISBN付きの本は無理だ。
だから、このようなあたたかいお返事をいただけてとても嬉しかった。
「歓迎」とおっしゃっていただけたのが特に嬉しかった。
手刷り手製本のなら、つくったことがある。
『おやまぁ ―世界のどこかの落ちそうで落ちないさんたち―』
参宮橋のアートギャラリー「ピカレスク」様の「Tokyo Artist Book Fair 2021」に出展した。
おかげさまで、完売。大変感謝している。
こんな感じのなら、できるかもしれない。いや、もう刷りすらしないで、世界でたったひとつの画集にしたらいいのではないか?と思った。それを、20通り。けれども、個展もあるし、7月の銀座もあるし、原画の手製本は厳しい気がする。久しぶりにデジタル、そして印刷屋さんに・・・と思ったりもした。
今後の自分自身の活動との親和性も考慮に入れ、どんな感じにするか決めようと思った。例えばテーマが合えば個展の作品集をつくって棚に・・・ということも可能かもしれない。(今、これを書いているのは、個展の壁打ちでもある。生き物の成長を見守る作品群についてとりわけ悩んでいる。)
それに、私ができなくても、誰かが棚主になればこのプロジェクトは成功なのだ。だから、これを書いて投稿してみることにした。私に大した影響力はないけれど、noteの大海に送り出すことにより、どこかの誰かに辿り着くかもしれない。
今、これを書いている時点で地理学者のはもう棚主が決まっている。
残るは、王さま、うぬぼれ屋、呑み助、実業屋、点燈夫の5人。
テーマの例としては
となっていた。元々想定されていたのは、例えば、王さまの星だったら政治に関する本を20タイトルという感じなのではないかと思う。これからわざわざ集めるのではなく、元々得意な分野で推したい本がある人は取り組みやすいと思う。
私だったらどうするか考えてみた。
まず、1タイトルを20冊という感じになりそう。どうせならついに太原堂にもと思ったりもする(いつか自分の本をと言いつつ、なかなか置くことができていない)。
そして、かんじんの、それぞれの星についてひとりでブレスト。ブレストと言っても、パリブレストのブレストではない。
王さま
夕日の写真集。いや、画集。あるいはカレンダー。万事都合よくいくカレンダー。あるいは、ナンセンスな命令たち。もしくは玉座たち。ネズミもしくは白テンに関する何か。自分らしく自分を活かして生きる方法。
うぬぼれ屋
帽子たち。
呑み助
ラベル。
実業屋
『ぶんぶんやりやがるあいつら』(コガネムシたちについて)。数字に関するパズル。
点燈夫
ガス灯たち。睡眠。
これらのうち、個展と関連付けるとしたら・・・。
生き物たちに帽子をかぶってもらったり、玉座に座ってもらったり・・・けど、全部それにしたら、元々のテーマの成長との整合性が・・・。
寝る子は育つということで、みんな眠ってるところとか?
カレンダー・・・366日のうちに起こりそうな成長に関する何か。
個人的にはコガネムシが面白そうだけど、コガネムシ特集になるのは問題がありそう。いつか自主企画の個展でしてみたい気はする。架空のコガネムシを色々描く。
絵だけじゃなくて、本当はお話もつくりたいけれど、まずは船の物語を。色々したいことがあって、手が追い付かなくてもどかしい。
そして、今、とても眠い。ひとまず投稿。続きはまた。