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2024年の個展の円形の支持体の試作、次は木で行いました。

こちらの続きです。

和紙、樹脂粘土、そして、木。

ホームセンターに行きました。

木を選びました。

15cmの円をつくりたかったので、ちょうどいい幅と長さのを探しました。長さは、ちょっと余りますが、幅が広すぎないのが見つかりました。木目も気に入りました。

ハンノキの仲間でした。

ハンノキさん、初めまして。

私は今まで作品としてはオークとバルサを用いたきりです。

左右からそれぞれ16cmくらいのところで直線のカットをお願いしました。

そして、ついに・・・

ベルトディスクサンダーで四角い木を丸くしていきました。

サンダーは、雷と音が似ているのでなんだか好きです。以前、雷獣を制作した時も使用しました。手で持つタイプは、非力なので長時間は難しいです。据え置き型はとても助かりますが、設置されている場所を私はあまり知りません・・・。

ホールソーは選択肢にありませんでしたし、電ノコは材か刃が暴れそうで(とにかく私はそんなに力持ちではありません)危険だと思ったので、時間はかかりますが地道に削りました。

元々ついていたエンドレスベルトは、ずいぶんお仕事をしてお疲れのようだったので、途中で新品のにしました。それまでは、材が焦げていたのですが、ベルトを交換したら焦げなくなりました。摩擦で焦げていたのだとわかりました。

(ベルトを交換しても焦げるようだったら、最後は紙やすりだと思っていましたが、紙やすりの工程は免れました。)

ベルトを交換したのは、なかなか削れなかったからでもあります。新品にして、番手も削れやすいのにし、どんどん削れるようになり嬉しくなりました。

ハンノキは独特の香りを持っていると思いました。

今回マイエンドレスベルトを手に入れたので、同じ規格のベルトを使える機種が設置してある工作室ならどこでも行けるようになりましたが、あまり遠いところは何度も通えない気もします。

ベルトディスクサンダーが家にあったらなぁ、と思う瞬間もありましたが、騒音や粉塵の問題が生じるでしょうから、やはり工作室でお借りするのがいいのかもしれないと思いました。

そして・・・
とても楽しかったのですが、手が限界を迎えました。

1日に削ることが出来るのは2枚までとわかりました。

その後、食事をする時、小刻みに手が震えていました。

とにもかくにも、四角い材を(機械を使ったとはいえ)自分で丸くすることができたのは、私にとっては小さな成功体験でした。とても嬉しかったです。無心で削るのは、脳や心にもいいのかもしれないと思いました。大体の感じもつかめたので、お打ち合わせでも説明をしやすくなりました。

和紙、樹脂粘土、木、と3つの素材で支持体の試作をし、最も好きだと思ったのは木です。もうすぐお打ち合わせがあるのですが、お話がまとまったらコツコツつくっていこうと思いました。

あるいは、既存の何かを支持体にするかもしれませんが・・・。

(アートの世界で流通している絵の規格に合うものは、エンパネを使用する予定で、今回はそれより小さいものをどうするかというところで試作しています。)

もし可能であれば、別の樹種も削ってみたいと思いました。いろんな樹種が存在する森のような空間にできたらというのが、今、ひとつの案として浮上しています。お打ち合わせでどんなお返事をいただくかはわかりませんが・・・。

ありがとうございます。それでは、また。

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