「コウテイペンギン」(生き物たちを見守る船の物語と作品紹介3ー1~3)
生き物たちを見守る船の作品群の物語と作品を紹介していきます。
全部で12点、3点でひとまとまりの物語になっています。
物語毎に投稿していくことにしました。
みっつめは「コウテイペンギン」です。
ここは、真冬の南極。
ブリザードの中、飲まず食わずで2ヶ月。
次々と卵から赤ちゃんペンギンが出てくる頃になりました。
しかし、なかなかかえらない卵がありました。お父さんは、もう諦めようかと何度も思いました。でも、もうちょっとだけ、もうちょっとだけ・・・と温め続けました。するとついに卵から我が子が。
大切に育てられ、赤ちゃんはすくすくと成長しました。しばらくするとお母さんが海から帰ってきました。お父さんとお母さんは、声でお互いを無事見つけました。
子ペンギンがお母さんと別れたのは、まだ卵だった頃でした。はじめて聞くお母さんの声。お父さんが海に出かけている間、子ペンギンとお母さんはいっぱいおしゃべりをして、お互いの声を憶えました。
そのうち、子ペンギンははじめてのお留守番をすることになりました。ある程度大きくなったので、両親が海へ出かけたのです。保育所に預けられた子ペンギンは、他の子どもたちと一緒に暮らしていました。
ある日のことです。懐かしい声を、子ペンギンは耳にしました。嬉しくなった子ペンギンは、駆け出しました。
この物語は、ひとまず投稿し、完成したら言葉の作品に入れておきます。
私は、生き物が好きです。今回の個展で、生き物を描くことになり、とても嬉しいです。しかし、生き物は色々好きなので、何を描こうかとても迷いました。まずは、色々な生き物について調べました。
その中で、最も感銘を受けたのは、コウテイペンギンでした。コウテイペンギンは、真冬に子育てをします。とても厳しい状況で、世界一過酷な子育てと言われたりしています。そして、声を頼りにお互いを識別します。
知り得たことを基に、3つの絵を組み立てました。
「コウテイペンギン」の絵は
・長い長い抱卵の果てに
・声
・再会
の3つです。
後程もう少し書き足すことにして、ひとまず投稿します。
コウテイペンギンは「肯定」と音が通じるものがあり、人生を肯定してくれそうだったのも選んだ理由のひとつです。
使用した素材(のうち思い出せるもの)
・長い長い抱卵の果てに H14.8 x W15.3 x D1.6 cm
木(ポプラ)、アクリル絵具、天然岩黒、青貝粉、淡口珊瑚末、濃口珊瑚末、瑪瑙末、象牙色、紫雲末、鉱物の水彩絵具、手漉き和紙、純金箔、他
・声 H11.3 x W11.6 x D1.4 cm
木(エンジュ)、アクリル絵具、天然岩黒、青貝粉、淡口珊瑚末、濃口珊瑚末、瑪瑙末、象牙色、黒曜石末、天然群青、鉱物の水彩絵具、手漉き和紙、純金箔、他
・再会 H8.1 x W9 x D1.4 cm
木(エンジュ)、アクリル絵具、天然岩黒、青貝粉、淡口珊瑚末、濃口珊瑚末、瑪瑙末、象牙色、天然群青、鉱物の水彩絵具、手漉き和紙、純金箔、他
ありがとうございます。それでは、また。
その後、Instagramのリールにキラキラの動画を投稿しました。
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