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いよいよ、具象の領域に。

今年の個展の、最大の絵を描き始めました。

下地づくりも、もちろん制作の内ですが、


今回は具象のペインティングなので、いよいよ形を描いていく段階に入ったという感じです。

今までの制作を振り返り、「熟睡100人展」の応用をしてみたくなりました。あの時、鳥さんと石ころさんが眠っている絵も描いたのですが、

その応用です。あの時は、画面がハガキ大だったので、けっこう大変でした。ガタガタの画面に細かいのが苦手なオイルパステル・・・。

今回は、10号なのでむしろなんだか面白い感じになるのではと思いました。

だいたいのところをまずはオイルパステルで描きました。

画面は、もうけっこうガタガタで、かなり描き辛いのですが、なんとか描きました。オイルパステルの前に、金色のペンも使いましたが、しんどそうでした。

オイルパステルでザックリ描いたら、チラ見せ用の層はまだけっこう残っていました。塗ろうにも、ガタガタ過ぎて塗れないので、好都合でした。じっくり重ねていこうと思いました。

次は特別な糊で画面を覆いました。

私はフィキサチフが苦手です。というかスプレーは基本的に苦手です。オイルパステルの画面保護について、試行錯誤してきたのですが、あるとき、缶を見たら、アクリル系の何かが使われていることがわかりました。

と、いうことは・・・?

アクリル系の画材で覆えばいいのでは?

オイルパステルがしっかり塗られた面にアクリルの層を重ねるのは厳しそうです(一応、層はできそうですが・・・)が、ほんの少しの面積であれば、360度覆ってしまえば、透明な樹脂のキューブに何かが閉じ込められたインテリア雑貨みたいな、仕組みとしてはあんな感じになるのではと思いました。だから、今回の下地はアクリルですし、ガタガタの画面は、島が点在してるみたいで覆いやすそうで嬉しいのです。

というわけで、最近はアクリル系の糊を使っています。

ドサクサに紛れて、キラキラの儀もしました。やはり、私としては待ちきれなかったのです。

今回は、私にしては小さ目の粒です。既にガタガタで今回オイルパステルを塗ったことによりさらに高低差が生まれたので、凹の部分にうまいこと入ってくれたら、そして、色々重ねても運良く生き残ったら、そこでキラキラしててくれるかもしれないという淡い期待を抱きつつ実施しました。

小さい粒は、光も小さいのですが・・・ちっちゃい子の方が、入りやすいかなと思い、ちっちゃいのにしました。

乾燥が待ち遠しい。

もしダメでも、最後にキラキラの儀をする予定です。

オイルパステルは、河内洋画材料店様のBIG OIL PASTEL Babyを使用中です。
ひとつひとつ手づくりで、あったかい感じがするのです。
色に名前がなくて、二度と同じ色はつくれないというのも唯一無二性があり好きです。同じロットで複数買えば、同じ色を確保できますが・・・。

8月には東京でイベントがあるみたいです。

他には北海道など遠方(東京も充分遠方でしょうけれど)にも精力的に出展していらっしゃり、ビックリです。

ありがとうございます。それでは、また。

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