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太陽と月の島　2024年制作

ある船の話『そして愛だけが残った』

15点目です。

14点目と同じく、まずはこちらを・・・。

Twitterの文と重複しますが、少し違う感じで書きます。

ギリシア神話のアポロンとアルテミスの誕生の物語に感動したのがきっかけで制作しました。デロス島の話です（出展作品は、デロス島ではありませんし、物語としてはギリシア神話と関係ありません）。

私は島が元々好きで、今まで色んな島に行きました。国内限定ですが・・・。
屋久島にも行き、noteの別のアカウントのそのときのことを残しておこうとして途中になっています。埼玉県から自分の車で行ったのですが、まず、上陸するまでが長すぎたと反省しています。

ギリシア神話に戻ると、デロス島の話は、どちらの味方をするかで見方が変わると思います。今回の個展は「出産」がテーマなので、子を産もうとしている女神（レト）の味方になってみました。

すると、あの島は、とても勇気があって優しい島に思えました。

ゼウスの正妻であるヘラの側に立ったら、別の考え方になるでしょう。けしからん島。レトを助けたりなんかしたら罰せられる危険性もあったかもしれません（正妻からの制裁・・・）。けれども、誰も協力者がいなくて行き場のない女神にお産の場所を提供したのでした。

また、デロス島の話は、色々バリエーションがあり、どれを基にするか悩みましたが、最終的にオリジナルの物語にしました。

キュントス山でアポロンを生んだという説もあります。私は自分の島の形について考えあぐねていたのですが、遠くからどことなくハートに見えるようにしました。「キュンとす」です。

出展作品の島の名前は「太陽と月の島」なのですが、島ではふたりの山が仲良く暮らしていることにしました。

初めてのイルカさんを可愛く描けたのも嬉しいです。

ありがとうございます。それでは、また。


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