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絵の作品(船の冒険)

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個展の作品群は3つです。そのうちのひとつは、船自身の冒険です。6点の予定です。完成した絵を入れていきます。制作過程は別のマガジンに。 ※その後、2024年以降の作品も入れていくこ…
運営しているクリエイター

#出産

色の国の特別な日 2024年制作

19点目です。 18点目と同じように、ひとまずこちらを・・・ 珊瑚の産卵から物語をつくりました。珊瑚を選んだのは、個展のテーマが「出産」だからです。私は、ダジャレが好きです。 ミドリイシの仲間の生態が基になっていますが、自由化しました。 ここは色たちの国です。これは、パレットのことでもあります。 色たちは、それぞれ、同じ色同士でひとつの家に暮らしています。そして、一緒になる相手を見つけるためにタイミングを合わせて送り出されることになっています。 色たちは2種類の姿

物語のはじまり 2024年制作

12点目です。 今年の個展のテーマは「出産」。 出産とその周辺から物語をつくっています。 こちらの絵は、受精から物語をつくりました。 皆で力をあわせて希望を届ける話です。 タイトルは、ひとつの命がはじまるところなので「物語のはじまり」にしようかなと思っています。そのうち決めます。 インスタには、ちょっとしたおはなしを書いてみました。そのうちもうひとつのアカウントにも別の形で書きたいです。さらにはnoteにも・・・。noteには完成版を載せたいです。インスタのは試作

洞窟の探検 2024年制作

11点目です。 今、今年の個展の最大の絵を制作しているのですが、土曜の投稿が気になってソワソワしてしまうので、キリのいいところで投稿し、明日はいっぱい制作します。 出産に関する伝承から、物語をつくりました。 コウノトリさんたちと船が洞窟の探検に行きます。 鍾乳洞も、長い時間をかけてつくられているところです。 届きそうで届かない、とても近いのに遠恋です。 今回の個展では「つくる」という行為も「出産」周辺のモチーフとして描いています。 水滴にヒマラヤ水晶の粒を使いまし

隠し味 2024年制作

10点目です。 緊急事態なので、今回から撮り方や投稿の仕方を変えました。 白黒ええよんのほうには、後日編集済みのを投稿予定です。背景も、白いのにしたいです。制作で手一杯でできないかもしれませんが・・・。 木目のは、小さめのパネル(といってもS15)なので撮影の準備と片付けが楽です。余裕がないというのを言い訳にしつつ、実は木目が気に入っているので白く塗れなかったりもしています。そのうち落ち着いたら塗ります。 週1の予定でしたが、Instagramにはもう4点とも投稿して

聖なる出口にて 2024年制作

9点目です。 今回まで動画のストックがあります。 今のところ他に4点、最新作があります。まずは撮ります。 一旦最後の9点目まで辿り着き、ほっとしています。 今回も動画は同じですが両方置いておきます。 インスタにはたくさん書きました。 Twitterには入りきらなかったのですが、滝にツキノサカナたちもいて、これは昨年の龍になった魚の話と少し関係があります。 昨年の話は、船が肉体を失い「見守る者」になってからの話でした。今年は、物語の前半、空想の世界の話です。まだ肉体

お腹のお山 2024年制作

8点目です。 お産に限らず、何か、プロジェクトが育っていくところだったり、お料理だったり、夜なべの手袋ができつつあるところだったり・・・。 タイトルはうんと悩んでいます。 これまでTwitterで1週間かけて出展作品1点を紹介し、noteには最終日の金曜にまとめて投稿していました。しかし、今回からTwitterへの投稿を毎週1回に変更しました。というわけで、Twitterに投稿した日にnoteにも投稿します。 移行のタイミングで、金土と連投になってしまいますが、この先

風の贈り物2024 2024年制作

7点目です。「風の贈り物」シリーズの最新作です。 ついに『そして愛だけが残った』との融合を果たしました。 ひとまず、投稿します。 皆様に益々素敵な風が吹きますように! カオ 空想の世界は船の冒険の話です。作者の私も、冒険します。こちらの作品では、表情の冒険をしました。船は元々両側に3つずつ舷窓を持っているのですが、今までと違う感じにしてみました。 10/23~11/4 #代々木 の #ピカレスク 様にてご覧いただけます。

クジラのドックから旅立つ船 2024年制作

6点目、クジラのドックです。 昨年は、入渠の場面を制作しました。 基本設定として描いたので、いつの冒険の後とかそういうのは決まっていません。 今年はドックでの修理、あるいは改造(もしくは健診)を終え、出発するところを描きました。クジラも「つくる者」であり、船の出発は出産のようなものだと思います。 今回の作品は昨年の続きなのか、別のタイミングなのかはご想像にお任せします。 今年のクジラは、泣いているバージョンです。 サクネン クジラのドック2023です。色々重ねて

「悠久の共同制作」 2024年制作

5点目です。 投稿のスケジュールとか、全然キッチリできていなかったのですが、偶然お盆の時期になりました。ビックリ。 それぞれの命にはそれぞれのご先祖様が存在します。こちらの絵は、ご先祖様や色々お力添えくださった方々に想いを馳せた絵です。 タイトルは、珍しくもう決まっています。「悠久の共同制作」です。 孔雀さんの目玉模様をハートにしたのですが、ひとつだけピンクになっています。とても小さいのですが、ご覧いただけたら幸いです。 一旦投稿し、次に進みます。 ハート こち

お花の出産 2024年制作

こちらは4点目です。仏教の思想で、人は極楽浄土に転生する時、蓮の花からうまれるといわれています。その話を基に制作しました。 現実の人間の世界では、極楽浄土に転生するにはたいていは死ななくてはなりません(そうではない宗派もあるのかもしれません。詳しくは調べきれませんでしたが、大丈夫です)。 『そして愛だけが残った』の中でこれをどう扱うか、悩みました。そして、船は生きたまま別の世界に行くことにしました。というわけで、この絵も物語の前半、空想の世界です。 こちらの4点目以降は

星の工場たち 2024年制作

こちらは3点目です。 人はそれぞれ自分の得意技を持っているという絵です。詳しくはインスタ等に書きました。 個展のお打ち合わせが来週に迫っていて、そわそわしてしまうので、まずは投稿します。そのうち加筆するかもしれません。 いつもお読みくださり、スキやあたたかいコメントをくださり、ありがとうございます。 ツクル バショ

宇宙のどこかのあたたかい場所 2024年制作

2週目が終わりました。というわけで、noteにまとめて投稿。 こちらの作品は、まだタイトルが決まっていません。タイトルは10文字以内という約束です。色々思いつきますが、しっくり来ません。期日までに決めます。 個展のテーマが「出産」なので、うまれる前を想像しました。安全安心の場所にいます。 私は昔、殺伐とした環境で生活していました。それは、うまれる前からでした。胎児は母体の影響を受けると言われていますが、恐らく、夫婦喧嘩(それは「喧嘩するほど仲が良い」というタイプのもので

「伝説の地底湖にて」2024年制作

こちらは、2024年の個展の出展作品を個別に紹介する記事です。今のところ週1で投稿していく予定です。毎週土曜にX(Twitter)やインスタなどに投稿を始め、1週間分をまとめてnoteに投稿します。というわけでゆっくりめです。 ついに1点目。トップバッターは、今年のメインビジュアルの作品です。タイトルは「伝説の地底湖にて」の予定。この記事を書いている今、まだ検討中です。締切までに決めます。 今年の個展のテーマは「出産」。「出産」からイメージしたもののひとつが、コウノトリで

「奇岩の町」2024年4月制作

その町は、実に奇妙だった。 まず、建物が船にとっては見慣れない姿だった。 しかも、てっぺんには、それぞれどこかで見た形の岩がのっていた。 落ちそうなのに落ちないらしい。 いつ誰がどのようにしてつくり、なんのために設置したのか それはこの世界で7つの不思議のひとつとされていた。 「つくる」という行為と関連のある絵です。 ピカレスク様の「Tokyo Artist Book Fair 2021」に出展した作品集『おやまぁ ―世界のどこかの落ちそうで落ちないさんたち―』のその後