オンラインイベントを主催するときのあれこれ
3月。オンラインイベントを主催するときにどういうところに気をつけたらいいのかということを知りたくて学びたくて、とにかくオンラインでのイベントに参加しました。
我が家は未就学の子どもが2人います。
オフラインでのイベントだったらせいぜい参加できて1〜2回。そのときには夫に子どもたちの夕飯、お風呂、寝かしつけなどなどを任せることになります。もちろん夫が予定のある日は私がそれらを一人ですることもありますが、基本的には共同で子育てをしていて、一人でするときの大変さをお互いに理解しています。だから、やたらとイベントにたくさん行くことはできない。二人で相談しながら、可能な範囲で行けるイベントには参加してきました。
コロナウィルス流行に伴い、オフラインでのイベントが中止になったり、外出を自粛してきて、オンラインでのイベントに10回以上は参加しました。
この間、私は家にいることができて、イベント開始時間ギリギリまで子どもと一緒にいることができる。
子どもたちが私に会いたいときには、お膝に乗せて耳だけ参加できることもある。
子どもたちが描いた絵を、「ねぇねぇ」と見せてきたときに、そちらに目を向けることもできる。オンラインなら。
オフラインでできていたすべてがオンラインで代替できるわけではない。
オンラインはオフラインの代替ではなくで、別なもので、その別なものなりのやり方をしていく必要があると思う。
だから。
私がオンラインイベントに参加して、気づいたこととか、学んだこととかを共有したい。オンラインではオフラインで感じられる「空気感」が感じにくいけど、それを感じられるように作れるようにしていく方法もあると思う。
対面の場合
①リアクションはオーバーなくらいがわかりやすい
②リアクションボードを使っても良さそう
③耳だけ参加のときはチャット機能でコメント&主催者がフィードバック、で良い空気感
ウェビナーの場合
①主催者サイドのフィードバックがすごく重要
②チャット使ってください、配信状況問題あれば伝えてください
③参加者→パネリストも可能
おもしろあそび・アイスブレイク・リラックスツール
①ジェスチャーゲーム
②あっちむいてホイ
③オノマトペ
④奥さんお絵かきですよ
⑤三色ボールペンでお話
まず、対面の場合。
①リアクションはオーバーなくらいがわかりやすい
オンラインイベントの主催をするとき。場合によっては参加者がミュートの場合がある。
参加者の方に小さなお子さんがいたり、ペットを飼っていたりする場合、スムーズな進行のために音声オフ(ミュート)をお願いすることもあるだろう。そうすると、相槌がわかりにくい。「うんうん」「へぇ〜」などの相槌が聞こえないと、相手の状況を判断することが難しくなる。
真剣に話を聞いてくれているのか、内容に不明な点があるのか、つまらないと感じているのか、主催者側がわかりにくく、不安にもなる。そして不安が焦りになり、進行が乱れたりもする。
②リアクションボード
これは某イベントに参加したときに教えていただいたのですが、リアクションボードといって画用紙に「わかる」「考えてます」「質問です」などのコメントを書き、それを画面に映し出すというもの。ZOOMは挙手機能や拍手機能がついているものの、わかりにくいという点がある。それを視覚的に解決できる手段だ。リアクションボードを作るオンラインワークショップとかやってみたら楽しそう。
③耳だけ参加のときはチャット機能でコメント&主催者がフィードバック、で良い空気感
参加者の方がビデオオフで耳だけ参加のときがある。この場合、主催者は顔が見れないし音声オフだと声も聞こえない。参加者の状態を判断する情報がない。
そのとき、可能であれば参加者はチャット機能を使い、「これが知りたい!」「OK」などコメントを入れると主催者は状況がわかり安心する。
また、主催者もチャットでコメントをもらったときには「〜ですね!」と読み上げたり「ありがとうございます、それは〜」とスムーズなフィードバックをすると参加者は安心する。
そしてその空気感というのは、その参加者の方一人ではなく、全体に影響する。自分の発言を拾ってもらえるという安心感があれば意見交換は活発になるし、オンライン上でも安心した場になりやすいと思う。
ウェビナーの場合。
①主催者サイドのフィードバックがすごく重要
ウェビナーと言って、主催者の顔は見えて参加者は顔が見えないイベントのやり方がある。(100人規模の大人数のイベントはだいたいこれでしょうか)その際は上記の③のように、チャット機能を用いて参加者は発言する。私はこのタイプのイベントに複数回参加したが、やはり主催者側のフィードバックが充実しているととても安心すると感じた。
②チャット使ってください、配信状況問題あれば伝えてください
・最初にチャット機能でコメントくださいね、という促しをする。
・配信状況が不安定な場合などもコメントくださいね、と伝える。
・そして実際にコメントがついたときにもそれに対し「コメント嬉しいです」「なるほど」「今音が割れてるみたいですね」とコメントを読んでいることとそれに対応していることをしっかりフィードバックする。
この3つで、私はとても安心感を感じ、その後もイベントに集中することができた。
あまりにも人数が多い場合(800人規模)のときにはチャット機能がエンドレスで流れていって、正直追いきれず、主催者側もかなり苦労してらっしゃった。その規模のときにはまた別の対応策も必要なのかもしれない。
③参加者→パネリストも可能
すごく面白いなと思ったのが、テーマについて参加者にチャット上でのコメントを促し、面白そうなコメントをした方をパネリストとして招待するというものだった。ウェビナー形式では参加者の顔が見れないのだが、パネリストになると顔出しをして話すことになる。主催者の方々と実際にディスカッションできるというとてもおもしろい仕組みだなと感じた。
個人的にすごく開拓したいゾーンが、オンラインでのミニゲーム。
オンラインではじめまして、ってやっぱり緊張するし、そのときにふっと笑えるようなゲームがあったら、一気に気持ちの距離が縮まったりとか、そこから雑談が生まれたりして、オンラインイベントがより良いものになると思うんです。
なのでオンラインイベントに参加して、主催も少しして、いいなって思ったものをご紹介。
①ジェスチャーゲーム
これはやったこともある人もいるんじゃないかなと思います。
1.チャット機能のプライベートメッセージで1人にテーマを送る。(ぞう、とか)
2.メッセージを受け取った人はテーマをジェスチャーで表現する
3.他の人がテーマを当てる
少人数だったら「ぞう!」と声で言ってもいいし、ウェビナーだったらチャット機能で答えてもいい。
簡単なテーマだったとしても初めましてでジェスチャーゲームは大人になるとちょっと恥ずかしいので、照れたりして盛り上がります。笑
②あっちむいてホイ
こちらは知り合いの方が教えてくれました。場合によってはブレイクアウトルームで2人ごとの部屋に分けてやるのも○
画面の反転とかがある場合もあります。
③オノマトペ
某イベントで教えていただきました!
今日の気分を擬音で表現。(わいわい、ふふーんなど)
それについて話す。いろんな擬音が出てきて面白いそうです○
④奥さんお絵かきですよ
これは北海道の夕方の番組でされている「奥さんお絵かきですよ」というゲームをZOOMのホワイトボード機能でやってみるというもの。
ZOOMはホワイトボード機能があって、お絵かきができるので、ジェスチャーゲーム同様プライベートメッセージ機能を使うとできます。
⑤三色ボールペン自己紹介
これは私が勝手に考えてまだトライしてないので荒削りです。
3色ボールペンの色ごとにテーマを決めて、誰かの三色ボールペンを開けてみて、一番色が少なくなってる色のテーマについて話す。
手元にあるグッズでゲームできたらいいなと思って考えて、今度やってみたいなーなんて思ってます。
全体的に思うのが、ZOOMだと雑談が生まれにくかったり、空気感が作りにくかったりする。その中で少しゆるいくらいのゲームや雑談をいれていくと、安心感を感じられたりすることもあるなぁということでした。
オンラインイベントは本当にいろんな方や企業がされていて、参加のたびに学びが多いです。いろいろと吸収しながら、自分が主催するイベントにも反映、還元していきたいと思っています!
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