シルクホースクラブ募集馬検討会その3(2018年度)
その2の続きで出資候補の関西馬を挙げていきたい。
関西のほうは粒ぞろいで、なかなか難航を極めている状態。
募集馬を見るたびに印象が変わってきたり、予算や募集口数の状況によってはこっちにしよう、あっちにしようとまるで定まっていない(苦笑)
そんな中で何とか絞った馬達がこちらである。
【関西】
『39.マンビアの17』
第一印象として写真からは全体的に細めに映るが、動画を見ると全くそんなことはなくキュッと引き締まった筋肉がそう見せただけだと杞憂に終わる。
肩やお尻にボリューム感を十分に感じられ、距離適性として1600m~2000mくらいで活躍しそうな想像までついた。
が、期待をしながら動画を見るとトモの部分がグッとへこむのが気になる。。。
トモが少しスカスカした印象と、そして何より歩様の時の脚元が弱く見えたのが致命的かな?と。
そこで測尺を見てみると馬体重は460kgとしっかりとした体格、そして管囲は19.1cmと細めだったため良くも悪くも第一印象通りの作りだったといえる。
ネットで調べたところ、細い=骨が折れやすいというイメージを持たれるが、骨の折れやすさはあくまで骨密度などからくるもので管囲とはまた別問題である、という記事なども見て一応納得はした。
この記事を書いている段階で「32.シーヴの17」「38.ペンカナプリンセスの17」「52.エンジェルフォールの17」は膝に微細な骨片が見つかったとのことで、問題なさそうな馬でもこういうことがある。
それなら逆に一見不安に思えても何事もなく終えることもあるわけで。
結局はリスク以上に魅力を感じるかどうかだけなのだが、非常に悩ましい馬である(笑)
『57.レスペランスの17』
写真や動画から馬体だけでいうと、今回のシルクの募集馬の中で1、2を争うくらい好馬体の印象を受けた。
ちなみに相手はアドマイヤセプターの17である。
牡馬に見えるくらい雄大な馬体で、短背長駆のバランスのいい胴体。
前駆もなかなかだが、後躯がより良くて幅があり柔軟性のある良質な筋肉を纏っていそうな雰囲気がある。
歩く姿を見てもブレはなく、歩幅も広い。
これで4万であればかなり期待できる一頭であるが、どうしてもひっかる部分がある。
そう、牝馬である事。
スクリーンヒーロー産駒の牝馬は全くと言っていいほど走らない。
馬券の見地からだと血統は予想の要因としてほぼ役に立たないので入れないし、一口馬主の見地としてもメインの要素にはしないと思う。
ただ、やはりこの偏りは事実として受け止めるべきなのは間違いない!
仮説を立てるとすれば、元々牝馬はどちらかというと切れ味ある末脚に優れており、牡馬は持久戦でタフなレースで活躍する。
例えばディープ産駒の牝馬が活躍するのは血と性別の特性がマッチしてより良い部分を引き出しているからで、スクリーンヒーロー産駒では牝馬の持ち味を殺してしまうからなのでは?と考えてます。
他にも皐月賞で牝馬が勝てないのも、皐月賞というレースの特性上底力を問われるレースのため牡馬>牝馬の構図が成り立ちますし、ダービーは末脚勝負なので牝馬が活躍できたりなどなど。
これが牡馬だったらなぁと思わなくもないですが、牝馬だからこそのこの値段設定なのでしょう。
馬体でいくなら間違いなく買いだし、血統からなら間違いなくなしの馬。
これまた悩ましいところです(笑)
『62.アンティフォナの17』
各馬の写真が公開されるまでは実はリアルインパクト産駒が欲しいなって思ってました。
その理由としては、個人的に短距離馬が好きだという事やマイナーなディープ産駒ならお手ごろな値段で買えちゃう!っていうのが主な理由です。
関東の方でもリアルインパクト産駒の牡馬が1頭いましたが、アンティフォナのほうが良く映りました。
写真や動画を見ても筋骨隆々なのが一目でわかり、脚も少し短めで短距離適性を十分に示していると感じます。
歩様は少し重たく体は大分緩めではありますが、鍛える余地は充分にありそうで調教後どうなるのか楽しみではあります。
測尺もバランスとれたものとなっており、これと言って問題なさそうです。
(ここで競走馬として何か一つでも尖った武器を持った馬を選ぶべきか、それとも出来る限り弱点のなさそうな安定感を取るかは課題)
た・だ・し!
この馬に関してはネットでも言われてますが厩舎と生産がどうなのかにつきます。
現代競馬はノーザンファームの生産馬というだけで大きなアドバンテージがあり、重賞の出走馬の約半分がノーザンの馬なんてザラです。
しかも新種牡馬ということでどう管理していけばいいのかノウハウを1から作らないといけないわけで、出走させるレース番組の選択や馬の適性の見極めなどの判断ミスで才能があっても日の目の当たらないまま終わってしまうこともありえます。
出資することになれば全面的に信頼しますし応援もしますが、納得できる内容にすることは最低条件ですね。
と、関東・関西合わせて計5頭となってます。
関西なら他にもシーイズトウショウの17も素晴らしいと思っていて、この馬が7万なら確実にいってました(笑)
この1万の差にそこまで意味はないんですけど、制限を設けとかないと歯止めが効かなくなっちゃうタイプなんで。
あとはロードカナロア産駒全般もかなりいい感じで、その中でコレだ!という馬を探していたんですけど突出してる馬を見つけ出せなかったので出資候補から外しました。
どれを選んでもそれなりの成績を残すでしょう。
シルクの値段設定の上手さが伺えます(笑)
今日、途中経過が発表されましたね。
現状をみると皆様がいいと思ったものと私が選んだものが近しい様なのでそれなりに相馬眼がついて嬉しいと思う反面、結果激戦区に飛び込まざるを得なくなったので今年当選できるか怪しくなってきた(;´・ω・)
どなたかアーモンドアイやブラストワンピースのような見つかってない馬がいればこっそり教えてください(笑)
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