見出し画像

周りが見えすぎてるし、見すぎている。

タイトル写真、ハンブレの歌詞拝借。
ここ好き。

「まわりがみえすぎているし、見すぎている」

と時々ふと思って辛くなる時がある。あの子の小さな変化とかアイツの分かりやすい嘘とか。ね、

定期開催が染み付いてきた我がバイトの忘年会と新年会。私が大学一年の時オープニングで入って、ずっと続けてるバイトだ。仲良い友達と飲み会やりましょうよ!って声かけて開催されたのが初回だった気がする。(バイト先の会社から食費負担って言われたから積極的だった。)

その初回飲み会から、定期開催されるようになり、だんだん言い出す人間が変わっていき、メンバーが変わり、、、変わらないことと言ったら、1人飲みたがりのヤツが3次会くらいまで引き伸ばすことくらいだろうか。

今年は新年会に参加した。タダ飲みタダ食べだし?一人暮らしの人間にとって行かない手はなかった。私のバイト先に、私と同じくオープニングから入ってる男の先輩が2人いる。軽く彼らの説明をすると、2人とも「彼女が途切れない、というか遊んでいる」ということ。3年間一緒に働いて分かったことはこの人達は相当モテるらしいということだった。ちなみに、私はそんな感情は一度も抱いたことがない。というか、男サイドの色んな話を聞かされるので、この人らに捕まったら終わるという感覚あってかもしれない。全く彼らは自分にとってノーヒットだった。

新年会1次会が無事終わり、いつも通り2次会がスタートした。二次会後半になり、少しマンネリ感のある空気が流れ出す。私はこの空気感が好きじゃない。みんなの表情やグラスを机に置く音とか、スマホを見てる回数とかそんなことをいつもより見てしまう。そんな中、男の先輩の1人が「えー、みんな好きなタイプは?え、彼氏最後いたのいつ?」と恋愛トークに舵を切り始める。

周りにいた女の子は、いないです〜いたことないです〜と答える。男の先輩は今彼女いないんよーと笑ってみせる。そして、みんなで、えー!うそー!とか言う。ちょうど店員がラストオーダーを告げにきて私に回答が回ってこなかった。

この時すでに察してしまった。
いないと言った女の子は前に飲んだ時、何人もの元彼の話をぼやいていた。男の先輩は、この部屋寒いねーと言ってダウンを着だした(コイツはこのまま帰りました、お金だけ置いて何も言わずに!!!理由は彼女。)


ふーん。みんなちゃんと考えて言ってるわけだ。
そして、自分の本当の恋愛話なんて信頼してる場でしかしない。(そりゃそうよな)そして、ここは信頼されてない。


そして、3次会までいつも延長させる男の先輩と私と友達と3人で3次会に移った。
そして、飲んでる時にいつも通りこう言った。

「2人はもっと遊びなよ〜」

浅い浅い会話。流石に足のむくみを感じる。
飲み会での恋バナは誰かが本当のことを喋らないと深い話はできないし、楽しい飲み会にはならない。ここで難点なのが、本当に話すことがない私。最後に遊びなよーとあしらわれる私。昔より少しお酒が飲めるようになって、基本どんなジャンルの話にもついていけるし、飲み会が嫌いじゃないのに嫌いだと思う。あー、ちょっとでも相手に恋バナとかやらかし話させるくらいの自分ネタあればなぁーと思う。いつも他人の話で盛り上がってる自分が嫌になる。時がある。たまに。


帰り道いつも通り、男の先輩(3次会引き伸ばし男)と家の近くで別れる。モヤモヤする頭の中と心をイヤホンから聞こえる音楽でかき消そうとするが消えない。

次の日、たまたまシフト被っていた友達と昨日の飲み会の話になる。「遊べって言葉についてどう思った?昨日何も言ってなかったけどさ。」と彼女が聞いてくる。彼女は昨日の三次会でもその男の先輩の意見を真っ向否定していた。3次会の時、私は黙って2人の話を聞いていたのだ。

うーん。
分かるよ。あのセンパイの言いたいことは。
遊ぶというと聞こえ悪いけど、経験を積んだ方が傷つく前に気づけるし、遊び男がどんなもんか分かるってことだと思う。私たちが夢見るほど現実甘くないって話なのかもね。私は、言いたいことは分かるけど、性格上行動できないやって感じかなー。行動できたらしてるかも笑


(あ、やべ。また語りすぎてしまった。

彼女の複雑そうな顔を見て反省した。
彼女はまっすぐなのだ。理解できるできないの問題ではなく、彼女はこのセンパイの考え方が本心では分からないのだ。

こう言う時、どちらの考え方も思いも感じ取れてしまう自分が器用だなと思いながらも嫌になる。
言語化出来る自分にも。そこは不器用であれよと思う。変なところは不器用なクセして。

家に帰って夕飯を作り、海外ドラマの続きを見たり伊坂幸太郎の「チルドレン」のページをめくる。こうやって外で色々思うことあっても、自分で軌道修正できる趣味を見つけられる自分だけは誰よりも好きだ。最近は伊坂幸太郎さんにどハマりしていて、彼の紡ぐ言葉のエネルギーとか伏線とかに圧倒されて幾分助けられた。

たぶん、ある程度読んだら伊坂幸太郎さんについてnote書きます。


ではでは。


moka!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?