漫画のネタを提供したいって話
まず、前提として私は何かしらの賞を取った優秀な人間ではない。
そして、大学時代とかは悩みにひたすら時間を捧げ、何か賞賛される才覚を得る努力もしなかった。
そんな人間は悲観的な価値観に飢え、やがて訴えるように漫画のネタを量産した。
漫画の主人公は総じて人生に絶望し、そこから喜びを知っていく、生き甲斐に出会っていくものだから。
私は悩む傍らでずっとネタを作り、最終的には60個くらいのネタが出来た。
だが、全部を具現化、まして表現するような力がない。
そこで、私の考えたネタを提供したいと思い至った。
今回は5つ程度アイデアを公開したいと思う。
※物語のネタ、アイデア止まりで全く展開を記載していません
※私が知らないだけで、既に連載されている漫画とネタ被りしている可能性もある
1, 『虚構の上のセネカ』
古来、人間という生き物は神の形を模したものとしてその肯定に準じてきた。
各々が固有の魔法を保有する特異性が一般化された世界、模倣という魔法の恩恵を受けた少年:セネカ。
彼は生まれてからすぐにあらゆる者の魔法を自分の手中に収めていった。
しかし、その好奇心さ故に、誰のもので、どれほどの威力を備えているのか検討しないまま模倣していた。
ある日、ふと放った魔法によって自分の住む町ごと消滅させてしまうのだった。
絶望に覆われる彼の前に幼馴染で、唯一の生き残り:リンネが現れる。
リンネの助言により、セネカはその魔法の保持者を探すために旅に出ることを決意する。
魔法を解く方法を探すという目的を胸に。
主人公の少年:セネカ
模倣という魔法を保有し、触れた者の魔法を瞬時に使うことができる。
ただし触れた者の運用能力に依存し、まだ成熟していない者の力を模倣しても熟練者にはもちろん敵わない。
さらに、一人一回までの模倣という縛りが存在し、成長した魔法を再度吸収することはできない仕様となっている。
膨大な量の模倣を行うとどれがどのような魔法なのかを記憶する必要があり、大概の魔法が未使用という状態になる。
しかし、未使用で実践経験がないものを放つ時は相応のリスクが伴う。
彼はその被害者であるとも言える。因みに、彼の行使した広域型の魔法は転送魔法という極めて稀なもので探すのに苦労はしないと想定している。
セネカの幼馴染:リンネ
郊外での買い物のために巻き込まれなかった町で唯一の生存者。
彼女はセネカの愚行を恨みながらも、家族を取り戻すために一時的な結託することに賛同する。
彼女の魔法は回復で、セネカが既に獲得しているがこれからの成長も見込まれるから役に立つと見込まれる。
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