赤いサンタってエスパーでないとなれないという話
社会人になって、いつか家庭を持ったらプレゼントを用意する側になる。
それは今まで親が担当してきたことだと思う。
気付いたのは、サンタさんから2年連続で同じソフトを貰ったからだった。
当時の私は大いにガッカリしたことを覚えている。
きっと何が欲しいと明かさない私に対し、親が必死に用意したから事故が起きたのだ。
私から言わせると、新しいものを手にすることができなかったが故に赤いサンタは「ブラックサンタ」に姿を変えていた。
これは親だけではなく、多くの人がなり得るのだと考える。
あの子は◯◯が欲しいのだと決めつけ、それを包装して起床した子供に与える。
中身を見て判断するのは子供だというのに、私たちは「与える」という行為に酔ってしまっているのだ。
エスパーなら確信を持って「プレゼント」を語ることができるだろう。
しかし、私は家族という隣人であっても、何を考えているのか定かではない。
くれぐれも「プレゼント」を騙り、ブラックサンタとして登録されないようにしなければならない。
クリスマス直前、サンタさんになる方々、お疲れ様です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?