【第10回】一目遅行線とはなんぞや?
【第1章】私が何故か遅行線を表示していない理由
私のチャートを常日頃からきったねーなと思っている人はもうお察しかと思いますが、これ以上ぐっちゃぐちゃになったらもうローソクが見えない、ということが一つの理由としてありますが、最大の理由は、「標準搭載されているインジケーターでチャートの右側を提示してくれるのは一目均衡表だけ!」という私が一目にハマったそもそもの理屈から外れているんですね。
【第2章】一目遅行線が存在する理由
「そもそも遅行線っているの?」と聞かれて、私は試しに表示したみたんですね。で、これをずーーーーっと遡ってみたんですけど、少なくともデイトレかスキャの私にはこれを使う理由が見当たらなかった。
ただし、私が調べたところ、これは蔑ろにできないとありました。
そこで、私なりの解釈をできるだけ噛み砕いて説明します。
理由①みんなの含み益含み損がどうやらわかるらしい
はい〜!黒くてぶっとい線で遅行線を表示してみました。チャートの左側にありますね。これだけ一目を見てきて、私はこれがどうトレードに活かせるのかしばらくわからなかったです(20分ほど)。じゃあ、この遅行線は何を表しているかというとですね。
まあ細かいことは置いといて、こういうことらしいんですね。
理由②三役好転(逆転)の指標として使われる。
強い買いシグナル、売りシグナルかどうかの指標の三役は「転換線が基準線を上抜ける」「一目雲本体を上抜ける」「遅行線がローソクを上抜ける」(好転の場合)この3つが揃った時、三役好転とみなされるわけです。余談ですが「みなされる」というのは私個人は相場では大事な要素だとは思っています。
クソザコは、誰にも教わらずここまできてしまった。こないだ「始値」を「はじまりね」と言って、バカにされたくらい終わってる。でも、相場は結局みんながそう見てるなら多数決でそう動くんじゃないの?と思っている節があるからです。
【第3章】一目作った人の「見過ごしてはいけない」と言ったかの私なりの解釈
話を戻しましょう。みんなの含み益、含み損がわかったらどうなるのかということ。これはおそらくポジ長期保有者に向いてる視点なんじゃないかと思います。
約20分の思案の結果、要は、「ボックス相場を抜けた場合強いトレンドが発生する」事を視覚的に把握できる、点にあるんじゃないかと思います。
ポジ長期保有者であればあるほど、レンジが長ければ長いほど、ポジはここに溜まっているはずで、ここがボックス相場だったとすると、ここを下抜けた場合、もう切らなきゃいけない、ストップを巻き込まざるを得なくなる。
ただでさえ、一目下抜け、基準線転換線でさえ下抜けている状態はトレンドが既に発生している可能性が高いはずで、その上このボックスを抜いたらもうストップ巻き込みどころの騒ぎじゃなくなる。
これがおそらく強いシグナルとなる、すなわち無視できない存在である、という事に繋がると私は解釈しました。(それは上抜けも然り)
逆に、短期であっても、これを下抜け、上抜けしない限りは、ポジ保有者は決済する強い理由がない。だって含み益だから。っていう仮説も成り立つわけだ。
【第4章】じゃあ表示させたらいいかな?
これは好きにしたらいいんじゃないかな!先にも書いた通り、長期保有者はこれは見過ごせない観点だとは思います。ただ、私個人で言えば、ここスッゲー揉めたな、ていうことは覚えてるんです。だから表示させてない、それだけです。
だから、別に一目で全てを賄うつもりの人は表示させてもいい、ボックス自分で囲んでもいい。なんでもいいんだけど、まあ、一目均衡表がなんで難しいとされているかって、難しい単語が多いからで、噛み砕いていこう!っていう趣旨で、いくらでも発見があるから、楽しいよ!っていう、ただのポエムです。
【第5章】最後に
FXは自己責任であり、こええよ。一目は私は愛用してるけど、自分に合ったやり方が一番いいと思うし、押し付けるつもりはないけど、こいつ一目を愛するがあまりポエムが止まらない酔狂なことしてんな、と温かく見守ってくれたら嬉しいな!