AIの補助なしでゼロからフィオ・ジェルミを手描きして感じたこと。
リトマスピーナッツです。
今回も色々と記録しておきたいことがあったので記事にしました。
イラストの最終アウトプット
戦闘中とかのポージングは難しいので
箱の上に座って談笑しているフィオを描こうと思いました。
で、描くなら全身を描きたいなと思いました。
ジャングルの中とか、箱から出てきている触手は
全身を描いた後に後付けしました。
フィギュア模写
これがメインで記録しておきたいことです。
今回は背景以外はAIイラストを使用していません。
フィオの画像検索と手元のフィギュアだけで描きました。
初めての試みでしたが割と上手く描けたような気がします。
スケールに多少バラツキはありますが頭身は同じくらいなので
模写する時に特に問題はありません。
29cmだと1/6スケール、22cmだと1/8スケール、14cmだと1/12スケール。
手元でフィギュアをグルグル回していれば
使えるアングルが出てくるのでそれを見ながら描いていました。
鑑賞が目的で作られているので厚着をしているフィギュアが多いですが
探せば割と水着・薄着のフィギュアもあったので助かりました。
1000円以下の安価なフィギュア(恐らくUFOキャッチャーの景品)は
座っているか立っているかのどちらかのポーズが多いので
自分の好きなポーズを描く時はFigumaの素体人形を使ったり
創造力を加えながら描いていくことになります。
アタリ→素体を描く時は水着・薄着のキャラを使いました。
オレンジ髪の水着キャラ(四葉)の肩、胸、腰周り、お尻を参考にしています。
トイズ系?(UFOキャッチャー系)だけど
背中~お尻にかけての凹凸や片足を曲げているときの凹凸、
足の指など細かい部分まで作られていて関心しました。
太ももは立ち/座り/寝転びで凹凸の形が大きく変わるので
複数のフィギュアを使い分けながら
どこが膨らんでどこがへこむのかを観察しながら描いていました。
余談ですが右側のレムのフィギュアは足裏が見えるので非常に助かります。
そもそも自分の足裏なんて見る機会が少ないのでイメージしずらいし、
写真だと特定のアングルでしか見えないことが多いのでマジで想像するしかなかったです。
こちらも靴下のシワや細かい凹凸まで再現されています。
服と脇の間もなぜか異様に作り込まれていてかなり関心します。
腕の上げ下げも肩や胸の形が大きく変わるので大変参考になります。
特に首・鎖骨周り、胸、脇、肩周りの凹凸は
「どう描きゃいいんだろう・・・」
状態だったのでかなり助かります。
帽子の被り方、髪の毛の編み込み、
カッターシャツの襟、首元のリボン、
二の腕や足首の布を絞った形状やトップスのフリル部分、
スカート部分とパンツ部分で別々の造形になっているので
引っ張り、凹凸を描き分けるのに大変便利です。
メイリンは参考になる部分が多すぎてヤバい。
カップ麺の押さえ蓋とは思えない出来です。
3DモデルやFigumaなどの素体人形はある程度自由に動かせるので
ポーズを取らせる素体としては100点の働きをしてくれるのですが
人間らしい滑らかさや女性らしい丸みを描くには力不足でした。
ちょっと長くなりましたね。
それぞれ使い所があるので
フィギュアは複数持っておいても損はないという話でした。
背景について
背景はNovelAIの最小サイズで生成したものを貼り付けました。
背景はガウスぼかし+空気遠近法で薄っすら水色を掛けてます。
jungle,background only ,soil,(((schoolyard)))
というプロンプトで生成しています。
from below(アオリ)とかfrom above(フカン)を入れると
45度以上の傾きがついてしまい
背景とキャラクターのパースが合わなくなるので
soil(土)、schoolyard(学校の校庭)を入れて
程よく広けて角度のついた画像を生成しています。
背景についてはこんなもんです。
構図
「実験跡地」ということを強調するために
画面の奥側に大きめの建物がある画像を使いました。
マンガだとコマの制約があるので
こんなスカスカな構図にはできないですね。
生成AIでせっかく良さげの画像が出てきたのですが
画面左側に日なたの部分ができてしまいました。
地面の照り返しとかを反映させるのが面倒くさかったので
キャラクターは右側の木陰側に配置せざるを得ませんでした。
キャラクターとのなじませ方
アセットの素材から
ノイズや斑雲などのランダムパターンを使い
イラスト全体に透過率30%でテクスチャーを掛けることで
木漏れ日のような感じに。
アニメ塗りのように単純な塗りだけだと情報量が少ないので
こういったノイズをわざと乗せるようにしています。
後ろの触手
遠目に見ると分かりづらいですが
触手の真ん中に透過度20%の黒を塗って
粘液による反射の白色を乗せています。
デッサンで円柱を描くときによく描く感じの陰影を乗せてます。
擬音
境界効果+丸文字ブラシで手描きの文字です。
丸みの頂点から液体が滴り落ちるイメージをくっ付けています。
個人的にこういった擬音・効果音のような
文字だけで状況を表すのは楽しいので好きです。
吹き出し
単純に文字と吹き出しをくっつけただけです。
吹き出しの背景が薄っすらと透けているのが好み。
あとはマンガによくあるナレーション枠(四角い枠)を作るのも好きです。
反省とか
改めて見てみると右手の違和感がすごい。
あとは左肩もちょっとバランスが悪いような気がします。
靴は画像検索を見て集中して描き込んだけど
服のポケットやベルトは完全に忘れていましたw
それっぽく見えるし、まぁ全身絵だしいっかなと・・・w
どっかに力を入れるとどっかが手抜きになるクセがあります。
次に描く時はラフである程度描き込んでから
ちゃんと清書にも取り組むようにしたいですね。
ここ1ヶ月でアップしてるのはラフのまま色を塗っているので。
今はやっと描けるようになってきた感じなので
普通の同人作品のように
カチッとしたものがスラスラと描けるようになりたい。
余談
かれこれ8ヶ月経過していますが
初めて描いたときと比べるとだいぶマシになってきたなーと思いました。
数えるほどしか描いていないのでもうちょっと枚数描いて
「一年でこれだけ上達した!」
みたいなものを作ってみたいですね。
その時が楽しみです。
以上が今回のアウトプットでした。
ここまで読んでいただきありがとうございました。