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【図解解説付き】手描き模写のPDCA反省点


図書館で本を取る女の子


360°どんな角度もカンペキマスター! マンガキャラ 動作・ポーズ100 より、

本を取る(戻す?)女の子を模写しました。


自分で描いて自分で批評するスタイル。

メチャクチャ長い文章になってます。




■反省点1


・頭身

元絵に対して頭身が長い。

胴長になってしまった。


元絵はスカートの位置がもう少し上。

肘の少し下くらい。



・顔


顔は最低限のパーツだけ描いたけど

目の周りを描き込むべきだった。

アオリアングルが苦手なので

ドローイングの繰り返しとアタリの取り方を練習する。

目・耳・鼻のバランス、髪の毛のバランスは悪くないはず。



・胴体、カッターシャツ、ブレザー

制服の裾の長さもちょっと失敗したな・・・。

制服の腕を上げている脇の部分をもう少し絞るべき。

オーバーサイズのブレザーみたいに見える。

(肩の傾きと比較してブレザーの傾きが大きすぎる)


左上半身の描き込みをしすぎて右上半身の描き込みが甘い。

陰すら描いてない。



・胸

胸の部分はアタリも取らなかったし

描き込みもしなかったので立体感は皆無。

(カッターシャツの胸下の陰のみ。)

膨らみを表現するなら

カッターシャツのボタンとかも描き直すべき。



・腰、スカート

スカートの位置がもう少し上。

スカートのプリーツは

移動・変形でズラしたままなので

線が二重になっている。

(スカートの色と馴染んでパッと見は良いけど、

 スカートが白だったらかなり目立っているはず)



・手、指

手・指の描き込みは甘い。

扇状のアタリを付けて描いたけど、

自然に開いた指にすればよかった。

ドローイングを繰り返して自然な形を覚える。



・足、脚部

太腿の部分は何回か描き直したので悪くないはず。

太腿と足先の向きがちゃんとリンクしている。


「ソックタッチ(靴下止め糊)で止めてる」

という前提なので靴下のシワは省略したが

足首周りにシワを作ったりしたほうが良かったかも。


くるぶしの凹凸をもう少し描き込んでも良かった。

右足に比べて左足のくるぶし周辺の描き込みが甘い。

冷静に見たら違和感ある・・・。



■反省点2

・キャンバスサイズ、dpi

このイラストはA4サイズ(4093x2894pixel)の500dpiだけど、

パソコンの動作を見ながら

キャンバスサイズをもう少し大きくする & dpiを600に上げてみる。


PIXIVで上げてる人はもっと大きいサイズの人もいる。

どうしてもオリジナルサイズで出したい場合はFANBOXなどで上げている。

ペイントソフトから設定することで

投稿用サイズにリサイズして書き出せる。

というかリサイズできるサイト噛ませばそれでOK。




・アタリ、バランス取り

アタリをとって描きましたが

下絵の段階で位置を修正したのでバランスが崩れました。

というか今回は

頭を縦に並べて頭身のチェックや

股下のラインを決めて描いていなかったので

そもそものバランスが取れてなかった。



・線画

線の太さを5ptで均一に描いた。

MedibangPaintにベクターレイヤーがないので

自力で線の太さを変えるしかない。



・塗り

最初に下塗りをしなかったのでかなり甘め。

下塗り&クリッピングは必須。

塗り残し等を考えて背景をピンクやグリーンなどの

ビビッドカラー?蛍光色で塗る必要がある。


光の当たり方などは適切か?

スカートと太腿のところに黒い色がついている。

今回ローファーが光りを反射する素材だったのでテカリを入れたが

光のアタリ方とかは合っていたかな?

遠目にパッと見る分には問題ないけど

実際の光・陰影ももう少し観察したほうが良い。



・背景

元絵。赤枠の部分をトリミングして使いました。

NovelAiのプロンプトのみで出力したものをトリミング。

アオリで全景を写すようなイラストからトリミングしたので

サイズ感が微妙にマッチしていない。

(足元の本が大きすぎる)

「国営の大図書館の中です」と言えばそれっぽく見えるけど

他の絵で同じことをしたら作画崩壊必須。


イラストとマッチするように明暗・陰影の調整もすればよかった。

若干リアル調の背景イラストが出力されたのでそのまま使ったが

自分が描いたものに馴染ませるようにしなければならない。

(もっとシンプルなアニメ調に寄せる)


■次回に向けての反省・改善

アオリ・俯瞰アングルのドローイング。

手足・指のドローイング。

顔のドローイング。

塗りの基本のやり方。

陰影のあたり方。

背景を馴染ませる。

描き途中で全体のチェック。



・全体のチェック1 大ラフ

アタリ・ラフ・下絵の段階で

目や肩などに直線を並行に当てて

並行が取れているか、傾きがおかしくないかチェックする。

バランス調整した際も同じ。

造形のエラーはこの時点で気付ける。


修正は早いければ早いほうが良いし、

「後から気づいて修正」は超絶面倒くさくてやる気しなくなる。

修正スキルを身につけるのも練習だけど

「そもそも発生させない」に越したことはない。



・全体のチェック2 視点変更

回転させてみる。
左右反転

左右反転やキャンバス回転で角度を変えて見るチェックもする。

余裕があるなら時間を置く。

描いていると意識が向く部分と向かない部分が出てくる。

視点をゼロフラットにできないなら、見る視点を変える。



・・・反省点モリモリ。

手順が手癖で馴染むまでは

コルクボードにメモを貼っておこう・・・。



ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。





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