ノイバラが美しく咲き始めました
こんにちは!千葉在住の中田です。
千葉市内を流れる花見川河岸にノイバラの花が咲き始めました。
ほとんどが白い花。でもピンク色の花もある!
ノイバラは今花見川沿いの河岸や耕作放棄された水田の跡地に沢山生えています。
今ちょうど咲き始めたところ。やはり例年より早いですね。
これから2週間ぐらいはあちこちで美しく咲くのが見られると思います。
ノイバラの花はほとんどが白い花。
でも中にはほのかにピンクががかっている花もあります。
私は、ピンク色が入った花を見つけると、つい自転車で急ブレーキをかけてとまるので、今日は2回ぐらい他のライダーさんに怒られました(-_-;)
でも、こんな花見つけるとなんだか嬉しくなりませんか。
こちらは最後に見つけた花。
花びらの縁がかなり濃いピンク!!
もしかして園芸種?かと思い、他の特徴も確認してみましたが、やはりノイバラのようですね。
実は日本のノイバラは、世界で愛されている美しい園芸種の薔薇を創り出す元となった種の一つなのだそうです。
野ばらハンドブックは、野ばらのドラマの読むよう
野ばらについては、この本で身近に感じるようになりました。
日本国内の野ばらが詳細に分かりやすく説明されている上に、北半球の温帯全域に分布する代表的な野ばらの仲間も紹介され、それらを掛け合わせてどうやってゴージャスな園芸種が出来たかということも紹介されています。
図鑑なのですがまるで美しい女性(豪華なバラ)の過去のドラマを見ているよう。。
おすすめです。
違うことが当然、違うことが大切
最近、「はなもく散歩」のために毎日200枚以上の樹木の写真を撮影していると、同じ種でも性質がかなり違うことに気づきました。
今回のノイバラの花色や形も、よく見ると木によって違うのです。
同じ種といっても、こんなに違うんだ・・と感動する毎日。
だから、そこらじゅうにある木もいくら見ても見飽きません。
特に実生(タネから育てた木)の木は、違いが大きいです。
でも街路樹などに植えられている植栽の木は、挿し木などで増やしている場合は全く同じ遺伝子。なので花色も背格好もそっくり。。同じ性質をもっているんですね。まあ言わば皆、お互い双子みたいなものです。ソメイヨシノが分かりやすい例ですね。
でもそうなると、まさに今の地球のように温暖化や乾燥化が進むと、皆同じ性質をもっているため、温度や雨量などがある限界値までくると一斉に枯れてしまったりするのです。
たまに街路樹が、一斉に虫に食われたり、一気に病気にかかって枯れかかっているのを見かけたりしますよね。
それも、もし違うタネから育った違う遺伝子の木達だったら、もう少し違う結果かもしれないのです。
だから遺伝子の多様性は大切なんですね。
違い探しが楽しい!
そんなことを考えると、最近私は例外探しが好きになってきました。
同じ木をたくさんみて、違う子を見つけると嬉しい・・みたいな。図鑑の通りでない子も勿論います。でもそれは出来るだけ多様な遺伝子を残そうとする生き物の生存戦略の仕組みから考えると当然なんですね。
「はなもく散歩」の木の紹介には、図鑑通りの木をのせますが(;^_^A
「みんな違ってみんないい」のは木も同じなんですね。
木と人の出会いをつくるWEBアプリ
NPO法人リトカルは、もっと多くの方が木と出会い、木をもっと深く知り、癒されながら、生命のつながりの深さ、森の尊さを知っていただきたいと考えています。
木と人の出会いをつくるWEBアプリ「はなもく散歩」は、そのために開発されたアプリです。
ぜひ「はなもく散歩」を通して、木と友だちになってください。
「はなもく散歩道」はこれから全国に拡大する予定です。
ぜひ覗いてみてください。
※近日中にノイバラの木の紹介も公開します。お楽しみに!