タグついてたので、当時の就職超氷河期(自分の場合)でこけた理由とか、自分の周囲の話とか

題名の通りタグにそういうのあったので「自分の場合はこうでした。」
をとりあえず書いてみる。まず思うのは、そういや大学卒業してから20年以上経つんだなとだけど。当時何がまずかったのかを思い出してみる。

 高校卒業の時に進路を間違えてしまったのが一番だったと思う。当時PCではWindows98が流行っていて、自分もパソコン好きだったのでそっちの勉強がしたくてとある大学の経営情報学科に入ったんですね。当時は普通の選択だったが、これが高校時代に良くつるんでた4人の友人達と明と暗を生むことになりました。

一人はそのまま高卒で学校推薦枠を利用して、無事地元の中小企業に就職。今考えれば彼は明を取りました。彼は身内が私立へ行くので、そっちを選ばざるを得なかったというのもあるんですが。残り3人はそれぞれ専門学校へ進学。しかし、卒業時に就職出来たのは工業系の専門学校へ行った1人だけでした。二人は私と同じ情報系に進んで就職失敗しました。

どうしてかというと、当時の就職超氷河期の中でも工業系や理系に行った人はほぼ就職出来た(私の周りでは)と思います。逆に情報系と文系に進んだ人は全然募集がない上に、とある場所では事務系は女性しか取らないと言われました。場所によっては男しかいらん、女は帰れ。そのまた逆も。今なら炎上案件かもしれませんが、当時は普通にあったんですよね。企業が人を選び放題で、面接に来る人を落とすことを優先してた時ですからね。

情報系は一時期は人気だったけど、自分が卒業する頃には過多になっていて、上級プログラミングが出来ないと採用されないぐらいだった。普段は来ないような有名な大学の文系の人らすら中小企業の面接に来るんだから、新卒枠なんぞ無いようなもんだった。
大学時代に仲良くなった友達は全員駄目で、所属していたゼミで決まっていたのは地元の縁故と上級プログラムミング技術を持ってた人だけでした。
(ちなみにワードやエクセルの検定では話になりませんでした)

こうして大学や専門学校を卒業して決まらなかった人たちは、お金がある人は景気が良くなることにかけて別の学校へ行ったりしました。私は親にこれ以上金は出せないよ?と言われ(私立高校+大学行ったから当たり前だが)、フリーターコースに。高校卒業時に工業系の大学へ進む(ちと無理か)か、専門学校へ行けばよかったと大学時代の友達と卒業時に悔やんでいました。親にも申し訳ないことをしたとも、今となっては思いますね。金出してくれたのに、まさかのプー太郎なんですから。

卒業から1年後に高校の友人の呼びかけで友人達と再会したのですが、見事に明と暗を分けたなと色々話したなあ。まさかここまで酷くなるとは当時自分たちは予想出来ませんでしたから。

大学時代の友達は一人は交流続いてたので、ちょくちょくあっていたのですが卒業して半年ぐらいだったかな?声優を目指すと言って代々木アニメーション学院へ行くと言い出したんです。普通なら応援するんだけど、私は反対したなあ。彼は自分が知る限りでは演技等の経験が殆ど無いし、アニメやゲームが好きってだけでは厳しいと思ったからだ。当時の某掲示板で質問したら、「止めろ!」「辞めとけ!」と肯定的なレスが一つもなかった。途中で挫折するか卒業しても仕事がないぞとか、暗い話付きで色々説明されました。それを彼に伝えたのですが、結局振り切って行ってしまいました。

それで折り合い悪くなって半年ぐらい音信不通になったんですが、夏ぐらいだったかな?に電話が来て「会わないか?」と言ったので彼と会うことに。再会して少し話したあと、学校の話になったんですよ。そしたら
「お前の言う通りやった。失敗したわ!」
と平謝りされました。案の定、ついていけずに途中で退学したらしい。私は
「ほら見ろ、いわんこっちゃない!」
と流石に一言言いましたね。結局高い授業料だけを払う羽目になったそうで、コンビニの夜勤だったかな?に行くわと言って別れましたね。

就職超氷河期って多分格差がある意味一番酷い世代なのかもしれませんわ。レールに乗ったやつは正社員高給取りで一軒家。失敗した奴は派遣やらパートやらで厳しい生活なんだから。あくまで自分視線と経験談ですが。